メーラーファット・ジョールファット除去 -03 施術~当日夜まで

さあ、いよいよ施術。
当日施術を希望していたので、会計後、そのまま移動。ちなみに、この日は11時に予約を入れていたが、この時点で12時は過ぎていたと思う。「MAX何時までに出たいですか?」と訊かれ、別段用事はなかったが、息子の帰宅と被ると厄介だと思い、14時と答えた。そのためか、複数枚にわたる契約書類だの会計だのでいちいち長々待たされるのが常のT医院にしてはサクサクと処理が進んだような気がする。いつもそうしてくれないか。

処置室に入る前に、洗面台に通される。イソジンうがい薬が用意されていて、これで口をすすぐように言われた。
「あの」「はい」「私、マウスピース矯正してるんですけど、取ったほうがいいですか?」「あー・・・取ってもらえますか」ですよねー。
取り外したマウスピースをペーパータオルで包み、施術後にまたここでつけさせてもらうことになった。
「施術後は傷口ありますけど、麻酔が効いているので付け直しも問題なくできますよ」
それはつまり、麻酔が切れたあとは大変だってことかい?

いざ、処置室へ。
指示に従って台に座って靴を脱ぐ。台がぐんぐん上がる。そこで、看護師に日焼け止めなどを塗っていないか質問をされた。え、今さら!? いや、普通塗ってるんじゃないか!?
「塗っています」「あー・・・それはちょっと」えー・・・。「でも、メイク落としのいらないやつです」「あ、それなら大丈夫です」そうなんかい。
いつになく素早く現われた医者が、何人か引き連れている。研修かもしれない。お役に立てて何よりです。
医者は、青いマーカーでササッと私の顔に丸を描いた。めっちゃ適当に見える。つーか適当だろう。「どこが一番気になる?」とか訊いてくれたら後々の安心感全然違うんだけどな。けど、医者はマーキングしたらまたすぐ出て行ってしまった。私が口を挟む暇もない。なので、腕に麻酔の針を刺したり鼻に笑気麻酔を差し込んだりしている看護師さんに言伝を頼んだ。
「あの」「はい」「印で括られていないので不安なのですが、ココが一番気になっていて」「ああ、はい」「ココをとって欲しいんです」「わかりました。必ず伝えます」
伝えてくれたかはわからない。しかし、それは医者に直接言ったとしても実際にやってくれたかどうかわからないのと同じだ。私にできることはもうない。

笑気麻酔ってのは、鼻から吸うんだが、気分をほわんとさせる麻酔で、効いてくると酔っ払ったみたいに頭がぼんやりする。どうも効きが悪かったらしく、途中から強めに設定し直したみたいだ。いきなり効き始めて、怖くてつい口呼吸に切り替えちゃったよ。内緒だけど。
最も大事な麻酔は、左腕の太い血管に刺した針から施術の直前に注入される。ちょっと冷たいような感覚があって、すぐ眠らされちゃうので、私の記憶もここで途切れた。

ここで、施術にあたって説明されたことを書く。
T医院では、左右の口角の内側を僅かに切って、そこから細い管状のものを入れて脂肪を吸引する。それゆえ、術後数日はタラコ唇になる。
また、内出血が広範囲におよぶ可能性がある。もしかしたら目の辺りまで広がるかもしれない。色が強く出る場合もあるが、メイクで隠せる程度だから心配ない。日が経つと黄色い感じになり、2週間くらいで落ち着く
腫れのピークは2~3日固定バンドをなるべく装着しておいたほうがいい。日中難しくても、せめて寝るときにはつけるように。なお、施術直後は30分ほどこのバンドをつけて安静にしてもらう。つけたまま帰るのは勇気がいるだろうから一旦外すが、帰ったらすぐにつけて、24時間つけっぱなしで過ごしてほしい。その間は顔も頭も洗えない。湯船に浸かるのもダメ。お酒もダメ。

さて。目が覚めると、当然だがすべてが終わっていた。麻酔が効いているため痛みは感じない。ただ、唇が全く動かない。来たなタラコ唇。マ行バ行ワ音は絶望的。けど舌は動く。
看護師が、「取った脂肪を見ますか?」と言うので、飛びついた。見たいに決まっている。が、思ったより少ない。もっとモリっとあるのかと思った。
「これ普通ですか?」言えた。「普通の量です。ちゃんと取れていますよ」そうなんだ? 4箇所やった割りには、少なく見えたけどな・・・?

看護師が、口をすすぐためのコップを差し出してきた。吐き出す容器もくれる。しかし唇が動かないため、水を口に入れることはできても、入れた途端に流れ出る。唇が閉まらないのだから当然だ。けど、それでいいと言われる。まあ、ダメと言われてもこれ以上はやりようがないわけだが。
この時にはすでに固定バンドがつけられていたので、そのあと約30分、横になって眠った

再び目を覚ましたとき、時間は14時を過ぎていた。
施術には40~50分かかったということか。眠らされたのが残念だ。体験したかった。
看護師が、固定バンドのつけ方と、薬について説明してくれた。けど、頭がもわんとしている。麻酔がまだ残っているようだ。麻酔が切れたら痛みが出てくると思うので、帰ったら処方したロキソニンを飲んだ方がいいと言われたが、空腹状態で飲んではいけないという。しかし、事前に調べた情報によれば、術後2~3時間は飲食不可だったはずだ。11時に予約してきているので、当然お昼ご飯は食べていない。どうすれば・・・? ところが、飲食不可というのは、食べちゃダメという意味ではなく、麻酔で唇が動かんので食えませんよという意味だったらしい。紛らわしい・・・。

帰り道で、私は交通手段を誤ったことに気付いた。麻酔が残っていてフラフラなのだ。電車はいい。しかしそのあとはチャリ・・・。なぜチャリを選んでしまったのか。これでは泥酔運転だ。恐ろしくゆらゆらする。これは危ない。絶対によくない。麻酔処置する予定のある人は、チャリも車もNGですぞ。お気をつけくだされ。

やっとこさっとこ帰宅。息子はまだ帰っていない。ギリギリ被らずに済んだ。
さあ、まずはバンドの装着だ。息子が戻るまでに、マウスピースを外して何かしら腹に入れ、薬を飲んで歯を磨いて、再びマウスピースを装着した上で薬を塗って、マスクで覆わねばならん。・・・間に合わなくね?
ぐだぐだ言っている暇はない。バンド・・・バンドこれ、裏表わかんないな。どっちだ? さっきどっちでつけたっけ? ああ、袋に写真がある。

施術後に装着する固定バンド

↑ T医院でもらった(買った)施術後に装着する固定バンド

いや、これ、中身違うんだけど・・・何だそれ。そんなん有りか。参考にならん。どっちでもいいのか? (翌日落ち着いて見たらだった)
なお、マウスピースの付け外しは、まだ麻酔が効いていたため難なくクリアした。

急いで何か食さねば。
唇が動かないので、エネルギー補充系のゼリー飲料で済ますことにした。しかし、封を開けるも唇が動かないため吸うことができない。唇を手で抑えてなんとかならんか・・・ダメだ、密封できない。これ、実は結構な吸引力を要する仕組みだったんだな・・・。弱っているときとかきっと難しいぞ。覚えておこう・・・。そんじゃどうする? 吸えないなら・・・絞る。これだ!
というわけで、上を向いて、吸い込み部分を口に捻じ入れ、両手で握り潰して絞り出した。これ大正解。楽。早い。完璧。美味い。最後のは関係ない。

よし、これで薬が飲めるぞ。
いや待て。水はどうやって飲むんだ? 処置室では、口に入れた水はそのまま垂れ流れたではないか。ストローならゼリー飲料より細いからいけるか? ・・・ダメだ、やっぱり吸えない。こうなったら、ちょっと怖いけど上を向いて流し入れるしかない
結果、なんとか飲めた。しかし、口に水を入れる際にコップから水がこぼれて、バンドもろとも顎までビチャビチャになった。with blood. 口角の傷はまだ出血中である。24時間装着しなくちゃいけないってのに、なんてこった・・・。
なお、麻酔が切れても酷いタラコ唇で口を閉じることができなかったため、勝手に垂れる唾液と血で、結局バンドはビチャビチャになってしまうのであった。

歯磨きは、やりはしたができなかった。傷口や唇より、口内の腫れがすごくて、磨けなんだ。顔の腫れが口の中にまで及んでいたと思われる。それゆえ、麻酔が効いていたときは気にならなかったが、切れたあとのマウスピース装着は恐怖だった。なんせ、挟むんだ。これがめっちゃ痛い!! バッカルファット溶解で口内の頬肉そこそこ落としてなかったら、もっと酷いことになっていたに違いない・・・。やっておいてよかった・・・。

といったところで息子が帰宅。急いで綿棒に薬をつけて口角に塗る。小さな穴が左右に2箇所ずつ空いている。なるほどねぇ。などと観察してはいられない。マスクをせねば。
「おかえり」「ただいま」
顔面に出血痕のあるおかんが異様なバンドを装着して出迎えても全く動じない16才。大物か。
そのまま何ら説明することなく夕飯も別々に食い、明らかにマ行バ行ワ音が言えていなくても完全スルー。好きだわその姿勢。さすが我が息子。
しかし、帰宅した旦那の反応はそれとは真逆だった。
眉間にこれでもかと皺を寄せて観察され、「何それ」「何したの」「何してるの」としつこく訊いてくる。私が溜め息を吐くと、息子が口を開いた。
「帰って来たらそうなってたけど、ふうんと思ってそれで終わりだよ。何でそんなに気にすんの?」
あんたはイイ子じゃ・・・大人になったのう・・・。

しかしまあ、旦那は何も悪くない。ビックリするのも気になるのも当然だから。でも、私は何もかもを共有したいとは思っていないのだ。家族であろうと、言いたくないことは言わんでもいいと思っている。ましてや、今回のこれは私の顔だ。私の顔は私のものだし、施術に払った金も私の金だ。絶対言いたくないというわけではないが、わざわざ言いたいことでもない。変につつくと意固地になるから放置が平和。息子が正解。

以上、施術当日の報告でした。
次は、術後1週間の様子など書けたらいいな。

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