脱毛 -15 男子高校生編(5回目)

あっという間に2ヶ月が経過。早くも5回目の施術である。
しかし、どうも様子が変だ。
何が変って、前日の剃毛処理があまりに早く終わりすぎる
初回こそ手伝ったものの、あとは当然ながら本人に丸投げしていたわけだが、ひょっとしたら不十分なまま出向いているのではないか・・・?
干渉すると不機嫌になるので極力口は挟みたくなかったが、金を払っているのはこちらだ。そんなつまらんことで「本来得られるはずの効果が得られませんでした」なんてことになったら堪らない。

「あんたさ、施術の時、何か言われてない?」
「・・・」
息子は素直ではないが、正直だとは思う。
「なんて言われたんだよ」
もう少し頑張ったほうがいいって」
やっぱり・・・。
「そんで? そういう箇所は脱毛してもらえたわけ?」
「剃ってもらって、一応・・・」
いやあぁぁ恥を知れえぇぇ!!

というわけで、このあと説教をすることとなった。
以下、その概要。

キミの施術には、1回につき1万円以上の金が掛かっている。
そして、あちらがキミに掛ける時間は分単位で決まっている。
担当者に毛剃りを手伝わせるということは、その分キミの施術時間が減るということだ。それは、脱毛の効果が減るということに等しい。
支払ったのが自分でコツコツ貯めた金だったら、キミはもっと頑張るんじゃないの? 最大限の効果を得ようと努力するんじゃないの?
支払った側はそう思っているんだよ。
たかが2ヶ月に1回じゃないか。しかもたったの12回だ。それしき頑張れないでどうする。
1日で剃りきれないなら2日に分けなさい。自分で無理な部分があるなら協力を求めなさい。
処理が不十分なまま受けに行くな。
1回1回を大事にしなさい

普段、息子は小言を言われると、手を強く握りしめ、不機嫌の極みとしか言いようのない顔を作って反抗を剝き出しにするのだが、今回は終始おとなしく聴いていた。
項垂れて「うん」と呟いたその気持ちを、2ヶ月後にキレイさっぱり忘れていないことを願うばかりである。

なお、脱毛の効果を実感しているかも、ついでに訊いてみた。
「うーん・・・」
えーー・・・。
脚はあと3回しか受けらんないのに、勘弁してよ・・・。
どれどれ、と裾をまくって脛を見たが、私の感想も「うーん・・・」であった。ダメじゃん・・・
これが、凄まじい毛量だったからか、剃毛が不十分だったからかはわからない。
しかし、今さら理由がわかったところで、契約は契約した通りに履行されていくだけだ。
従って、こちらにできることは一つしかない。
万全の状態で施術を受けること。
ほんとに、これしかない。

これは脱毛だから個人的なことだけど、社会勉強でもあるよね。
頑張れば結果に繋がる、とは限らない。
けど、頑張らなかった分は必ず自分に返ってくる。
社会は甘くないんだぞ、という。
たとえ理想の状態に辿り着けなかったとしても、そういうことを学べたなら通わせた甲斐はあったかなと思う。
いや、まだ諦めてないけどさ。

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