お知らせ

サーバーとの契約が切れるため、当ブログは 2025 年 2 月 28 日をもって閉鎖となります。
短い間でしたが、私の拙い文章を読んでくださり、ありがとうございました。

これまでに投稿した内容のうち、発達障害の全記事と、ショートエッセイのいくつかは、note に再投稿する予定です。
そのうち気が向けば、新しいものも追加・・・するかなぁ・・・。

新年ですので、一年のご多幸など願いつつ。
ご縁がありましたら、またどこかで。

 

いちみち

発達障害 -13 おまけ

体験記はここまで。
今(2025 年)、息子は大学生。
おまけとして、高校以降のことを書き足しておこうと思う。

まず、高校に入っても膝は破れたし、ほつれた裾を裾ごとハサミで切り落とすという望まぬレベルアップまで遂げたことは真っ先に書いておきたい。

勉学においては、興味のないことへの抵抗が強くなった反面、好きなことへの傾注も強化。
大学入試も、ほぼその一点で突破した。

日常においては、先を見通すことが苦手なため計画を立てられないという問題が、成長するほどに明確化してきた。
周りの導きや手助けがあって当然だった子供時代とは違い、大人は自己管理ができて当然とされるからだ。
今後の大きな課題と言える。
とはいえ、計画がありさえすれば、生来の真面目さでむしろ好転するということもわかっている。
ただ、目の前のことに気を取られやすいので、計画自体がすっぽ抜けないための工夫は必須だ(アラームを鳴らす、目立つ場所に計画表を貼るなどが有効)。
つまりは、自分の得手不得手をよく理解して、うまく自分を操縦していく必要があるということ。
しかしそれは、息子に限らず、どんな人にだって言えることであろう。

・・・こんなもんかな。

いろいろと大変ではあったが、今となっては特性なのか性格なのか判断できないことのほうが多いし、判断する必要もなくなってきているように思う。
だって、それが個性ってもんでしょ。
そんな風に思えるようになったことが、これまでの成果なのか、ご時世ゆえなのかはわからない。
わからないが、自負はある。
私はやれるだけのことはやった。
そして、おそらくは守り切れたのだと思う。
少なくとも、心は。
息子は、よく学び、よく笑い、友人たちと毎晩のように会話やゲームを楽しんで、よく眠る。
上等じゃないか。

 

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