マカロニえんぴつ -06 なんでもなくないよ・・・

アニメの主題歌がご縁で好きになってから早1年3ヶ月。
ようやっと全てのアルバムを買いそろえることができました。やったあ!
いや、買うこと自体はやろうと思えばすぐできたんだけれども、なんかもったいないじゃない?
折角だし1枚ずつ堪能して、それから次へ・・・なんてやっていたら、こんなに時間がかかってしまったんだよ。ほらもうオバサンだから、数回聴いただけで歌えるようになっちゃう若い子とは違うんだよ。それに、私は1曲を繰り返し聴くってことがなくて、いつも1枚をぐるぐる聴いているので、ほとんどデジャヴ・・・ってそれはさておき。

我が家的トリを務めたアルバムは、今年の1月に発売された最新アルバムだ。
全曲知ってからこの子を迎え入れたのは正解だったと心から思ったね。
というのも、聞き馴染んだ曲がいっぱい入ってるのよ。

マカロニえんぴつ『ハッピーエンドへの期待は』 『ハッピーエンドへの期待は』収録曲

↑ マカロニえんぴつ『ハッピーエンドへの期待は』

普段アルバムを買うときは、曲がダブっていると「なんだぁ」ってテンション下がっちゃうんだけど、今回はそうはならなくて。むしろ「わー!これも入ってるー!」って嬉しくなっちゃってさ。
こんなこと初めて思ったぞ。すごいなマカロニ。どうやら私は本気で君たちを好きになったようだ。迷惑かもしれんが。
まあ、歌詞もメロディも声も良くて、しかも上手なんだから当然か。
あと、飾っていないところも好き。それが曲にも出ているのがいい。
そんでも、ライブに行ったり出演番組をチェックしたりはしないよ。性格上。てか、おかんだし、このくらいの温度がちょうどいいんじゃないかな。お互いに。

んでな。
最新アルバムに、『なんでもないよ、』って曲が入ってるんだけどな。これがとてもいい曲なんだ。
でも、それに気付いたのはこの曲を最初に聴いてから2ヶ月も経ってからだった。

お初はMVだったんだが、柄本時生が主演していてね、そっちに気を取られちゃったんだよ・・・。いや、気になるでしょ!?
「うぉ! すごい人使うようになったなマカロニ!?」から始まって、なんかよくわかんないシチュエーションに「???」ってなってるうちに終わっちゃって。最終的には「最後にはっとりさん出てた」が感想で、曲が全然入って来なかったんだ。「かなり売れてる」って噂を耳にしても、「そんなよかったかなぁ?」と首を傾げていたくらいで・・・。

それがあなた、今回ちゃんとCDで聴いたら全然違うじゃありませんか。
なんで先にMV見ちゃったのかと・・・。 性格上、曲を知ってから見るべきだったと猛省したね・・・。

私はどうも、自分の中にイメージが浮かぶ前に形を見せられちゃうと、その形に惑わされてイメージが浮かびにくくなっちゃうみたいなんだわ・・・。だから、初聴きで映像を見ちゃったのはよくなかった。MVがよくなかったってことじゃないよ? あれはあれで面白くはあったんだ。ただ、印象が強すぎた
自分の解釈ができない、自分の中で膨らませられないというのは、作品を鑑賞する上でとても残念なことだよ。そういう意味では、今回は本当に失敗したと思っている。私が。
などと長々嘆いてしまうほど、いい曲だったわけです。

いいと思った始まりは、「そんなもんじゃなくて」ってとこのメロディーと、それに続く「ただ僕より先に死なないでほしい」って言葉。
まずそこで「うあ」ってなった。グッときたし、「そう思ってる」と。
だから、始め私はこの曲を、〝伝える側の立場〟で聴いていたんだ。
ところが、最後に「君といるときの僕が好きだ」って歌詞があってな。そこで、「ん?」ってなった。「そう思ったことはないな」と。

それなのに。
最後の最後で共感できなかったのに、何かを見落としているような、見誤っているような妙な感覚がずっと離れなくて。
何日かして、ふと、〝伝えられる側の立場〟でこの言葉を聴いたときに、一気に納得した。
なんてこった・・・。こんな嬉しい言葉があるかよ、と。
こんなことを言われてみろ。こんなにも自分を肯定できることがあるか。こんなにも生きていてよかったと思えることがあるか。
大決壊だった。

ぶっちゃけ、「僕より先に死なないでほしい」って言葉は、自己肯定感が低い人間には響かない。「自分にそんな価値はない」「おまえこそ死ぬな」って思っちゃうから。だから、この言葉は〝言いたい言葉〟なんだよね。
逆に、「君といるときの僕が好きだ」って言葉は、自己肯定感の低い人間からは出てこない。自分が好きなときなんてないから。だけど、言われるとなったら・・・。

例えば、「君が好きだ」なら、「それは勘違いだ」「そんなはずはない」っていくらでも否定できるけど、「自分が好きだ」って言われたら何も言えないじゃない。つまり、肯定せざるを得ない。この人の〝好きな自分〟は私がいなくちゃ成り立たない。私が必要なんだよ。確実に。

なんだよ、この、自分の存在価値を認めないわけにはいかなくなるセリフは・・・! これ、「自分なんか」って思ってる人間にどんだけ響くか分かってて書いた?? 言っちゃなんだが、追い詰めてるぞ。そんなわけないのにそうだという事実をつきつけられているわけで、下手したらパニックを起こす。そのくらいの言葉だ。てか私はやばかった。歌でよかった。こんなん言われたらたまらない。死ねなくなる。こんな愛は知らない

興奮しすぎた。

てなわけで、とてもいい曲です。
お勧めは、曲だけ聴いて、しっかり聴いて、感動しきったあとでMVを見ること。ただし、全く別物として。別の作品だと割り切って見るべし。そうじゃないと、自分の中でイメージができあがっていたとしても上塗りされる。インパクトが強すぎてよくわかんなくなる。
と、脅しに脅しておいてリンクを張る。
折角いい曲だし、いいMVなんだもの。どっちも大事にしたいじゃない。

マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」MV – YouTube

これは、マカロニさんを高みに押し上げた曲ってことになるんだろうなぁ。
ものすっごい視聴されているけど、みなさんは何を受け取ったんだろう。

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ピクミンと10000歩の日

サービスが始まってから3ヶ月連続でイベントが開催されている。とてもありがたい。

このアプリは、戦うでも競うでもない、ただ個人的にほっこりするだけの、本当にただそれだけのアプリだと私は思っているんだが、そのアプリの、単に「珍しいお花咲かせられるよ」「ピクミン育ちやすいよ」ってだけのイベントにノリノリで参加しちゃう人たちがいっぱいいるの、ほんと好き。

私は、初回は10000歩達成してパンジーバッジもらえたけど、2回目は想定外の惨事(一緒に歩いた人は12000歩だったのに私は8000歩だった)によりクリアできず、ポインセチアバッジはもらえなかったのだ。うっうっ。
だから今回のツバキバッジは逃さないぞ! いざ出陣!

ピクミンブルームのツバキ

↑ そこら中に咲き誇るツバキ

で。結論から言うと、10000歩には届かなかった。
いや、頑張りはしたんだよ。あと1000歩ってところまで。でも、「じゃあもう一回りしてくるか」とはならなくて、「まあいっか」ってなっちゃった。
なんかね、歩数稼ぐために歩いて出かけて歩数稼ぐためにモール内ウロウロして・・・ってやってたんだけど、途中から数字よりウロウロ自体が楽しくなっちゃったのね。そんで、「そういえばアレが壊れてたんだった」「今度来たら見てみようと思ってたんだった」って次々と思い出して、あっちで用事済ませてこっち覗いてって、充実した時間を過ごせちゃったんだわ。
もちろん、人が多くいる場所には立ち入らなかったし、無駄にモノに触ったりおしゃべりするようなことも一切しなかったよ。だから、「感染対策をした上で経済を回す」という国の目標にも沿えているような気がして、最近にしてはかなり機嫌よく帰宅したのです。途中、増えていく星を眺めたりしながらね。

夜の始まり 一番星

↑ 帰り道に撮った、夜の始まり一番星

その結果が9000歩だった。
「あ、惜しい」とは思ったけど、悔いはない。

ところで、このイベントの真の目的って何なんだろう?
ユーザーが10000歩歩いたからって会社は儲からないよね? どうやって儲けを出しているのか・・・逆に心配になるな。
いずれはサービス終了の日が来るのかもしれないけど、うんと未来であって欲しい・・・。そのためなら、ちょっとくらいなら課金してもいいよ?
課金と言っても、花びらのMAX値上げるとか平和なものしかないわけだけれども。
ほんと愛してる。

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歯列矯正 -13 Newマウスピース(4/33個目)

今回は新マウスピースに切り替えてから初めての定期検診ということで、いつもより若干早め。医者の指示です。私の判断じゃありません。
さて、本日もいつも通り、歯のお掃除のあと、汚れ落としまでしていただきました。毎度ありがとうございます。おかげさまで、安心してアタッチメント付近の汚れを気にしないでいられます。え、だってどう頑張っても汚れるもん。そこキレイにしてもらえるのともらえないのとじゃ気持ちの上で全然違う・・・。

クリーニングが終わると医者が登場。これもいつも通り。新しいマウスピースの着け心地などを訊かれたけど、すべて問題なし。むしろ、これまでよりもてんで痛くないんですが逆に大丈夫なんでしょうか!?
当初の予定では、マウスピース52個中の36個目あたりで上の歯はほぼ完成で、その先は下の奥歯の隙間をじわじわ詰めていく期間になると説明されていたので、ギチギチ締め付けられるような痛みはもうないのかもしれない。実際、旧マウスピースから数えたらちょうど37個目くらいなわけだしな。ふむふむ。
沈んでしまっていた右下の奥歯も、なんとなく浮上傾向(というか、動かし方なんだと思うが、沈みが止まって戻って来ている感じ)にあるっぽく、なるほど新たに作り直しただけのことはあるようだ。よしよし。

ただし今回もまた、歯茎が下がってしまっている歯のことを指摘された。
毎回言うってことはそれだけ酷いってことだと思うし、本当にこれ以上悪化させたらマズイからハミガキ気をつけてってことなんだろうな。
結局そこは、将来的に「被せ物をする」という方向で医者の中では固まりつつあるみたい。うん、決めてもらって構わんです。素人が口を出すと碌なことにならんからね・・・(過去に何かあったらしい)

最後に「順調です」「がんばりましょう」と言っていただき、今日はこれでおしまい。あとはお会計・・・
本日、お会計はありませんのでこのままお帰りください」
へ? え、なんで??
「院長がそう申しておりますので、ございません」
なぜだ!?
マウスピース作り直した後の早めの検診だったからか? クリーニングもやってくれたというのに、なんて太っ腹なんだ!!

よし。なら、この金は別のことに使って社会に還元するぜ! オミクロンも来ちゃってるし、貯め込んでたら経済が死ぬもんな!
さあ、何に使おう?
この時期に5000円なんて、お年玉みたいでいいね!

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友達の言葉 -07

気持ちが不安定になる年頃ってのがあるんだろう。
グラグラしていて、過敏で、脆くて、何かが変なのだ。どうもおかしい。けどどうにもできない。
その頃のことで真っ先に思い出すのは、自分がそういう状態になったという事実だ。感じたツラさではない。原因に至っては、「なんでそうなったんだっけ?」と考えてようやく思い出す。
つまり、そういうことなんだと思う。若き日の私は、冷静な心や大人の目で顧みれば、何てこたぁない大したこっちゃないことで、とことん墜ちたのだ。

具体的にどういう状態になっていたかと言うと、死んでしまいたくなっていた
高校3年生の秋である。
進路を決めなければならない時期で。でも私は何にも興味がなくて。
何にもないのに「何か出せ」「何か選べ」と迫られ続ける日々は、ただただツラかった。
今なら外野の追い立てなどスルー一択だが、当時の私はまだ若かったし今よりは素直でもあったので、それができなんだ。
それゆえ、ツラさは劣等感へと変わっていったのだと思う。
「自分には何もない」「存在価値がない」「生きていても仕方がない」と。

その日の夕方、私は自室のベッドで体育座りをしていた。
「私なんかいらない」「もう死んでしまおう」
そう決めて涙を流していたとき、階下から親が「あなた宛ての電話だから2階で取って」と言ってきた。
部活以外で顔を合わせることのない同期の男友達からのようだった。
先に言っておくが、恋愛要素は一切無い。
私はさすがに驚いて、子機を自室に持ち込んだ。
「どうしたの?」そう訊くと、彼は「用事があるわけじゃないんだけど」と答え、こう言った。

「どうしてるかなって、ふと思ったんだ」

瞬時に、ボロボロと涙が溢れた。
どうって、今、私は死のうって思って・・・そんなときにあなたは、ふと私のことが頭に浮かんだって言うの・・・?
彼は続ける。
「そしたら、電話をかけてた」
私は涙が止まらない。何も返せない。いや、何もしていないとかぼーっとしてたとか言ったかもしれない。でも覚えていない。
彼は、話題を振ることも詮索することもせず、「声が聞けて安心した」と笑ったあと、「また部活で」と言って電話を切った。

このタイミングで。こんなタイミングで。こんなことがあるのか。こんなことがあっていいのか。嘘のようだ。嘘のようだ。
私は電話を切ったあとで、声を漏らして泣いた。

今でも、何の力が働いたのかと不思議でならない。
私のこれまでの人生の中で、最も奇跡に近い出来事だったと言える。
この電話がなかったら、私は突発的に取り返しのつかない行動に出ていてもおかしくはなかった。
にもかかわらず、たった一言で救われてしまった
「自分なんか必要ない」? 「生きてたって意味ない」?
何を言う。
私のことをふと思い浮かべてくれる人がいるじゃないか。
私の声を聞くためだけに電話を掛けてくれる人がいるじゃないか。
親兄弟や親戚と違って、私の存在を気に掛けることが〝当然ではない人〟が私のことを気にしてくれたという現実は、その時の私にとって、とても、とても、とても大きかった。

「あの時助かったんだよ~」なんて話を、彼にしたことはない。
彼からの電話も、それが最初で最後だった。今では居場所さえわからない。
ひょっとしたら彼は、私に電話をしたことも覚えていないのではないかな。
もしそうであるなら、いつあるとも知れない同窓の席で、「そんなことがあったんだよ」と言ってやりたい。
そして酔いに任せて、いっぱい、いっぱい、いっぱい感謝を伝えたい。

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謹賀新年

あけましておめでとうございます

寅年ですが、うさぎ(ミッフィー)で失礼いたします。
クソ可愛い・・・。

ミッフィー福だるま

ミッフィー 福だるま (sekiguchi.shop)

さて。二年連続の引きこもり正月。
けど初詣には行ってきた。密を避けて、3日の日没直前に。

夕暮れ

これはその途中の景色。
飲んだくれている旦那とゴロゴロしている息子は捨て置き、ひとりでブラブラ。
いや、いいんだよ。ひとりが好きだから。

さあ、明日からまた早起きだー。

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