作り直しが決まってから1ヶ月強。
ようやく新しいマウスピースが届いた。
すでに矯正を始めてから540日くらい経過している。
さらに30個くらい渡されるんじゃないかと思っていたので、15個と聞いて喜んでしまった。
しかし、単純計算であと150日だ。決して短くない。
しかも、そのあとにはリテーナーなるものを装着する日々が待っているのだ。
まだまだまだ、だな・・・。
行くと、早速歯にアタッチメントが付け直された。
ああ、またゴロゴロするやつ・・・いや、いいんだ、その重要性はなくなってみて思い知ったし。
取り付け作業が済んだところで、医者登場。
まず、マウスピースの到着が遅れたことを詫びられた。
発注先(海外)とのやり取りがうまくいかず、4回もやり直しをしたらしい。加えて、コロナやら何やらで事がスムーズに運ばなかったっぽい。まあ、それはそうだろうなあ・・・。
ところで、今日、私には相談しておきたいことが3つあった。
ひとつは、上の前歯の長さが不揃いなこと。
ひとつは、歯が隙間だらけなこと。
ひとつは、歯間ブラシのこと。
最初のひとつは、訊くまでもなく医者から説明された。
「オーバーバイトって言うんですけどね。今、上の歯が下の歯に過剰に被さっている状態なんで、これを直します」
そう言って、ノートPCで新しい完成予想図を見せてくれる。
おおー。歯の位置は上げることもできるんだ!?
てか、そもそも、なんで下がってきちゃったの? ずっとマウスピースはめてたのに、想定外の形になっていくってどういうこと??
それを修正するためにマウスピースを作り直しても、また同じことが起こらないとは限らないよね? え、そうしたらまた作り直すの? それいつ終わんのよ・・・。
医者は、納得のいく形になるまでとことんやる、などと言う。いや怖い。それほんとに終わりが来なさそうで怖いよ!?
なお、歯自体の長さが不均等なのは矯正ではどうにもできないので、それも気になるということであれば、それはまた別の処置を考える必要があるということだった。
・・・覚えておきます。
次のひとつは、自ら訊いた。
「今すごく隙間だらけで、ことごとく物が詰まって大変なんですが、これは最終的にはなんとかなるんでしょうか」
「矯正中は歯を動かしているんで歯茎が細って隙間も目立ってしまうんですけど、終われば戻ります」
「あ、そうなんですね。どのくらいの期間で戻りますか?」
「数ヶ月。半年とか、そのくらいです」
へええ。
「それでも気になるようであれば、被せたり、場合によっては歯茎の移植をすることもできますよ」
「歯茎の移植!?」
「はい。上顎から」
「ええ!? そそそそっちはちゃんと戻るんですか!?」
「戻ります」
すげえな歯茎!?
「まあ、やらないで大丈夫だと思いますけどね」
うん、あんまりやりたくない・・・。
その流れで、最後のひとつについても訊いた。
「今は歯間ブラシで対処しているんですけど、どの程度やったらやりすぎっていう目安はありますか?」
「ちょっとでも抵抗があったら、やらないほうがいいです。とりわけ、今の段階ではやらないほうがいい。歯茎の再生を妨げることになります」
なるほど・・・。
「なるべく歯ブラシで。あとフロス」
おお。あなた初めてフロスって言いましたよ。つか、前回、歯間ブラシも「いいと思います」って言わなかったっけ・・・?
いやいや、これは流れ的に、歯茎が弱っている今現在の私へのアドバイスなんだろう。そういう状況でないなら、つまり一般回答としては、「優しく対処できるなら歯間ブラシもまあよし」って意味だったんだよ。そうに違いない。
ブツを受け取り、情報もゲット。次回の予約(8月末)も取れたので、あとは会計だ。
受付のお姉さんが言う。
「本日のお会計はございません」
・・・は?
「えっと、え? ないんですか?」
「はい。ございません」
そうなん・・・。大丈夫かこの歯医者・・・。
そういえば、今日は歯の掃除やクリーニングはなかったな。
そうか、今日は定期検診ではなかったわけか。
にしても、タダって・・・なんかごめんなさいね。私悪くないけど。
さて、次に来る頃には、夏休みも終わりだ。
まだ始まってもいないものが終わりを迎えているだなんて、すごく先のことみたいに思えちゃうな~。
って・・・は!?
8月は校正の検定試験があるじゃないの! それも終わってんじゃん!?
ひいぃぃえええぇぇぇ
長くないぞ、むしろ短い! すごく短い!!
勉強に戻らなくちゃ・・・
だから、ほら、嘘じゃないんだって・・・(前投稿冒頭二文参照)