歯列矯正 -01 抜歯編(1本目)

私は現在(2021年02月21日)、歯列矯正中である。
昔旦那がやっていたワイヤーをギリギリ締め上げる昔ながらのやり方ではなく、マウスピースによる矯正だ。
10日ごとに自分で新しいマウスピースに切り替えて進める。
受診は、1ヶ月半~2ヶ月に1回。
始まってしまえば楽なものだ。
しかし、ここまでは結構大変だった。

私の場合、まず抜歯をしなければならなかった。
横向きに生えている親知らずを筆頭に、本来犬歯があるべき位置に収まっている2本の歯、それから内側に倒れ込んでしまっている下の歯、計4本
一気に全部抜くと、私以外の診察と私の日常生活が致命的なダメージを喰らうので、1回1本、多くて2本という方針で抜歯が始まった。

まずは、親知らずから。
親知らずの抜歯はすごく大変だと身近な人から聞いていたので、ある程度覚悟して臨んだ。
歯医者とは思えぬようなけたたましい音をたてて歯が砕かれ、先生の腕がぷるぷる震えるほどの力業で引き抜かれていく。
歯科助手が、口内の頬肉が作業の邪魔にならぬよう、終始押さえている。
ああなんかごめんなさい。

作業時間はおよそ1時間。
その後、綿のようなものを噛まされて止血をするも、まるで止まらない。
「止まらないようならこうしてね」と言われたことを家でやっても止まらない。
「私は血小板が少ないから止まりにくいのかも」と諦めたが、3~4日経っても血は出続け、1週間経っても口を濯ぐと血で水の色が変わる有様だった。
いわゆる、血餅(けっぺい)がうまくできなかったのだと思う。
痛みのほうは、血の勢いが収まりかけた4日目以降から強くなった。
処方されたロキソニンでは足りず、以前他院で処方されたものをフル活用してなんとか凌いだ。
「ドライソケットというやつかなぁ」と思って鏡を見ると、抜歯後の縫合が頬肉を巻き込んでされていて、痛みが吹き飛ぶほどビックリした。
「これは正しい状態なの!?」と焦って調べてみたが、どうやら常套手段らしい。
しかし、どうもその縫われた頬部分が痛い気がする。
「これは正常な経過なの!?」と新たな焦りが生まれたが、1週間後の診察で「経過は良好です」とあっさり言われたので、思い過ごしだったと思うほかない。
抜糸は実にスムーズに終わった。

次の抜歯は、双方の都合でこのさらに1週間後に決まった。
予定が合いさえすれば、翌日でも抜いてしまえるらしい。
恐ろしい・・・まだ血が出ているというのに・・・。

次は、左右の立派すぎる八重歯(犬歯)を歯列に戻すため、邪魔な位置にいる健康な歯を2本同時に抜く予定だ。

つづく。

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