『天空の城ラピュタ』アクセサリー

『天空の城ラピュタ』が好きなんだ。
パズーの声、良いよねぇ・・・。「おばさんたちの縄は、解いたよ」はあああ。
でも、グッズ的なものは今まで手にしたことがなくてな。
ぶっちゃけ、どうでもいいものや、子どもっぽいのばっかりだったような気がするんだ。
だから、あんまり興味ないなーと思っていたんだけど。
思っていたんだけど!!

ジブリグッズ

↑ 飛行石のストラップ・イヤリング・磁石、テトとジジの磁石

光る飛行石

↑ 言葉に反応して光る、飛行石のストラップ

これはかわいいよね!? ほぼ一目惚れで購入しました。
ジブリグッズを扱っているいいお店(どんぐり共和国そらのうえ店 (donguri-sora.com))を見つけてしまったんだよ・・・。もう、嬉しいやら怖いやら。
だって、あれもこれも買わされてしまいそうじゃない。

ちなみに、ストラップのうち1つは光るのだ。なんと、言葉に反応して!
みんな知ってる「バルス!」と、シータがお婆さんから教わった言葉「リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール」に反応して、それぞれ別の光り方をする。子供だましかな~と思ったけど、案外よかった。

で、思った通り、それを買った直後にまた出会ってしまった。
今度こそ一目惚れでしたね。

ドーラの指輪(正面)

ドーラの指輪(横)

↑ ドーラのリング(真鍮)

これは買うでしょ!? これは大人向けだよ!! めっちゃカッコイイ!!
ドーラのゴーグル! ドーラの三つ編み!「40秒で支度しな」ふあああ。
ちなみに、私の指では左の人差し指がピッタリでした。
もう、おうち時間を幸せに過ごせる予感しかしない
ついでに飛行石のイヤリングも装備してやる。
なんなら、「夜間飛行」という名の香水もつけたいところだ。持ってないけど。

しかし、いっぱい買わされんの怖いなーと思っていたけど、こういうグッズなら大歓迎だよ。
持っているだけで永続的に生活が楽しくなるんだぞ? 安い買い物じゃないか。
効くとも思えないダイエットサプリに金を出すより、ずっといい。

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弱い人

自分から縁を切った人が、一人だけいる。
仲が悪かったわけじゃない。彼女の良いところもたくさん知っている。
一緒にいて楽しかったし、随分笑い合った。
彼女は作業の手を抜くことはなかったし、新しいことを覚えるのも早かった。
また、彼女は料理が得意で、その知識には何度も助けられた。

私と彼女は仕事仲間だった。
同じ業務を曜日で担当していたため、普段顔を合せることはない。
ただ、締め日だけは机を並べて働く。会うのはその時だけだ。
私はその日が好きだった。
毎回、当月におけるお互いのしょうもないミスを指摘し合って、どうしてこんな阿呆ができたのかと腹筋も顔筋も限界まで酷使するのが愉快でならなかった。

けれど、彼女は無理をしていたのかもしれない。
あるいは、途中から何かが変わってしまったのだろう。

あるとき、彼女から電話がかかってきた。
「明日代わってもらえないかな」
体調が悪いと言っていたような気がする。
これといって思うことはない、代われるのだから代わってやる。
ところが、そう日の経たないうちにまた電話がくる。
「明日代わってもらえないかな」
やはり具合が悪いと言っていたように思う。
私は、代われるから、代わる。
この時の私の心境は、正直に言えば「また?」だ。
体調を心配したりはしなかった。
だって私は優しくないから。
ところが、次の電話は「明日代わって」ではなかった。
「しばらく代わってもらえないかな」
通院だの入院だの言っていた気がする。さすがに驚いてあれこれ訊いたはずだが、具体的な理由はまったく覚えていない。
「しばらく」がどのくらいなのかも曖昧なままだったと記憶している。
そうしてその後、彼女は音信不通になった。

どのくらいの間そうだったか・・・。
私は出勤日数が倍になり、収入が扶養控除の枠を超えてしまうことが気になり始めていた。
上司に、事あるごとに「どうなっていますか」と問うが、なしのつぶてだと返される。
そんな折、彼女は突然戻って来た。

締め日、彼女は以前と何も変わらない様子で、「ごめんね~」と仕事を始めた。
健康面のことに首を突っ込むのもどうかと思ったので、
「具合が悪かったんだろうけど、仕事なんだし、連絡はしたほうがいいよ」
と言うと、「うん、そうだよね」と返された。
それで「元通り」にされる。
釈然としないものがあった。

が、「元通り」も束の間。
休日にくつろいでいると、職場から電話がかかってきた。
「彼女が来ない。今すぐ来れないか」
無断欠勤だ。
私は急遽出勤した。
その日の夜、彼女から電話がかかってくる。
「ごめんね。母親の具合が悪くて」
「連絡くらいはできるでしょう」
「ごめんね」
彼女は、ただ「ごめんね」を繰り返す。
うんざりして、一言でも「いいよ」と言うと、途端に別の話が始まって辟易とした。
「休むなとは言わないけど、連絡だけはちゃんとして」
「うん。そうだよね」
もう、悪い予感しかしない。

私は、休みの日でも、職場から電話が来るのではないかと落ち着けなくなっていた。
そうして、思った通り電話は鳴るのだ。
次の休みにも、その次の休みにも。
その間も、夜になればまた彼女から電話がかかってきた。
最初のうちは取ったと思う。
彼女はとにかく謝って、「迷惑かけてごめんね」「もうしないから」「友達でいて欲しい」「仲よくして欲しい」と言う。
けれど、舌の根の乾かぬうちにまた同じ事が起こる。
何度耐えたか忘れたが、ついに私は、夜の電話を取らなくなった。

ある夜、いつもより早い時間に帰宅していた旦那が、電話に出てしまった。
当然ながら私に継ごうとする。
私は、「出ない」と言った。
旦那は驚いたが、継がずに対応してくれた。
彼女とどういうやり取りをしたのか、詳しいことは聞いていない。
だから、何が決め手になったのかはわからない。
ただ、それ以降、彼女からの電話はなくなった。

職場も、彼女をクビにした。
まあ、そうだよなと思う。
彼女とはそれっきりだ。

ひょっとしたら、彼女は何らかの助けを求めていたのかもしれない。
だが、それは発信されなかった。
発信されないSOSなど、私は拾わない
発信できないやむを得ない理由があるならアンテナも張ろうが、そうでないなら捨て置く。
何も、私は「助けてやらない」と言っているわけではない。
助けが必要なら求めろと言っているのだ。
例え何らかのハンデがあっても、頑張って自尊心を高めている人たちがたくさんいるということを私は知っている。
頼まれもしないのに手助けをするのは、エゴじゃないのか。
だから私は助けない。
求められるまでは。

「あんたは強いから、弱い人の気持ちがわからないのよ」
むかし、母親にそう言われたことがある。
確かに、気持ちはわからない。
とりわけ、私にはできないことを、時により平然とやってのける心理は全くわからない。
「弱い人」は、自分を護るために、他者の心を傷付けることがある。
傷付ける勇気はあっても、SOSを出す勇気はない?
そんな気持ち、わかるはずがない。

私には、SOSも出せない相手に「友達でいて欲しい」と伝える気持ちもわからない。
「仲よくして欲しい」と思う相手を繰り返し傷付けてしまえる心理もわからない。
言うなれば「弱い」がわからない。
だって、こんなにも強いじゃないか。

私は、彼女と縁を切ったことを後悔はしていない。
ただ、そうなってしまったことは、今でも残念に思っている。
何を抱えていたにせよ、一緒に笑い合った彼女は、本物だったと思うので。

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社長夫人【毒】

絶対に言わないと決めている言葉がある。
かつて私が言われて、大呆れしたからだ。
それを言われたのは、大学1年のとき。パン屋でのバイト中だった。
誰に言われたのか。
社長夫人に。
なんと言われたのか。

「私を誰だと思っているの?」

ははは。いやほんとに。
何があったのかと言うと・・・いや、詳細は省く。
ただ、店の方針にも、運営にも、衛生にも、心情にも害となる行為であったということだけは言っておく。
私はそれなりに長く勤めていたので、オープンからクローズまでの全作業を知っていたし、ここがどんな仕組みで回っている店なのかもある程度わかっていたんで、すごいストレスだったなぁ・・・。

社長夫人は、ある日突然店に現れるようになったのだ。
一言で言うなら、有閑マダム。まんまそれだ。
お店のこと、商品のこと、アルバイトのこと、どれもこれもなーんにも勉強しないでやってきてな・・・。
私は、漫画や小説に出てくる「いくらなんでもいないよこんな人」ってキャラが、実際にいるということを学んだ。

その奥様があまりにも横暴を重ねるので、私は正義感というより腹立たしさから、ある日「やめてください」と言ったのね。
そうしたら、うふふおほほな微笑みを一転させて、「私を誰だと思っているの?」と睨み付けてきてさ・・・。
私は、こんな恥ずかしい人を見たのは初めてで、真面目に「誰なんだよおまえは」と思ったもんだ。

これが社長だったらまだわかるんだよ。
経営者だし、「何か試そうとしてるのかな」って思える。
けど奥様は違う。奥様は遊んでいるだけだ。
店長の留守に好き勝手しているだけ。
学生だからって馬鹿にすんなよ。それなりに責任感もって仕事してんだ。
知識だってあんたよりゃあるし、職場に貢献しているという自負だってある。
突然やって来たおばさんが社長夫人だろうが客だろうが、店の秩序を壊すようなことをしていいはずがないというモラルだってあるんだ。

私は昔から物言う性格だったから、それこそ自分がバイトだとかも関係なく、真っ向大喧嘩をした。
終いには「文句があるなら辞めてもらって結構よ」などと言うので、「じゃあ辞めます」と即答した。
「そういうことになりましたんで」と、事が起こったとき店にいなかった店長に電話で伝えたら、大慌てで「待って! 一日待って!」と言われてなぁ。
店長は社長の弟だったんだけど、社長宅に乗り込んで、
「うちの大事なバイトになんてこと言ってくれたんだ」
「朝から夜まで仕事を任せられる子を育てるのがどれだけ大変だと思ってる」
「もう二度と来てくれるな」
と啖呵切ってきたらしい。カッコイイぞ!!
「だからお願いします、辞めないで!」と言われたけど・・・私も啖呵切っちゃててな・・・。
なので、「すでに出てるシフトは全部働きます」「それで辞めます」と返した。
結局、店長は「あなたは意志の強い子だから」「できているシフト分だけでも残ってくれてありがとう」と言ってくれてね・・・とても紳士的だった。嬉しかったなぁ。
一番の被害者は店長だと思う。可哀想に・・・。

しかし、あのおば様は本当に何者だったのだろう。
「私を誰だと思っているの」?
社長夫人だとでも言いたかったのかい?
社長夫人ってのは、虎の威を借る狐という諺を知らない人でもなれるのか。 意外とハードル低いんだね。

というわけで、私はどのような状況であっても、たとえ心底そう思う事情があったとしても、このセリフだけは絶対に口にしないと心に決めている。
とはいえ、冗談で言うことはあるけどな。
「おぬし、私を誰だと思っておる」
と、主に息子に対して。
しかし、その後に続く言葉は大抵自虐だ。
「私に地図が読めるわけなかろう」
という具合に。
あの女も、どうせならそのくらいのことを付け足してくれたらよかったのだ。
「私を誰だと思っているの? 私にモラルがあるわけないじゃない」
一転、感心したかもしれん。

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ヨクイニン飲んだけど

2年くらい前のことだが。
首にイボと思しきポツポツが複数発生し、急遽、イボ対策として割と有名なヨクイニン(錠剤)の服用に踏み切ったことがある。
とはいえ即効性のあるものではない。
説明書きにも3ヶ月は飲み続けないと効果を実感できないというようなことが書いてあったので、半年飲み続けてみたところ・・・。

まったく、何にも、効果なかったんだよね。

たとえば、イボができにくくなったとか、そういう目に見えない効果はあったのかもしれないけど、それを実感することはできないし、ヨクイニンを飲む人は予防じゃなくて改善を望んでいるだろうから、そもそもそれじゃダメなんだ。
逆に、こんなに有名なのに全然効かないってすごいと思う。
こんなに効かないのに、なんでその神話がずっと罷り通っているのだろうか。
ひょっとしたら、私には効かなかったけど、大多数の人には効果があるのかもしれない・・・。きっとそうなんだ・・・。
などと思っていたんだけどね。
その1年後くらいだったかな。
NHKの番組でイボが取り上げられて、出演していた皮膚科医がこう言ったんだよ。

「イボは、飲み薬では治りません」

さすがNHK。
ヨクイニン業界への配慮無し。
しかし私はとてもすっきりした。なんせ実感していたから。
そうだよね! 効かないよね!? イボ治せるみたいに謳って売り出したらいかんよね!?

医者が明言することの意味はデカいと思う。
スポンサーという縛りのないNHKには、こういう踏み込んだ報道をもっと積極的にやってもらいたいものである。

じゃあイボはどうしたらいいのかと言うと、「外科的に取り除いてもらいましょう」ということだった。
ホントにそう思う。
イボ取りは自費診療になるが、効果の実感できない薬を飲み続けることを思えば、むしろ安上がりだと思う。

ちなみに、私は『イボコロリ』という薬も使ったことがある。
イボに直接塗るやつですな。
角質軟化溶解作用でもって厚く硬くなった皮膚をやわらかくして取る、ってことらしいけど、これ、塗ったところ全部そうなるから、ほんとにピンポイントで使わないと肌がボロボロになるのでお気をつけを。
でもまあ「外科的に取り除く」わけだからヨクイニン飲むよりはいいような気もする。
とはいえ結局は素人仕事だから、綺麗に取れるとは思わないほうがいい。
外科的処置でも、イボの種類によってやり方が違うと皮膚科医が説明していたしね、この薬一つで全部同じようにうまくいくわけがないよね。
つまり、やっぱりイボは医者に取ってもらうのがいいんだろうと思う。

ま、自力で色々挑戦して学習するのも、悪くはないよ。
時間とお金と忍耐があって、失敗したときの傷や損や後悔なんかを受け入れる覚悟や勇気を持てるならね。

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