歯列矯正 -08 マウスピース編(18/52個目)

2ヶ月に1度の定期検診。
今日は、アタッチメントを追加
段階に応じて、そういう細かい処置を施していくらしい。
ただ、今回追加されたのが上の前歯でねぇ・・・。
ぶっちゃけ気になる。
マウスピースをはめちゃえばそうでもないけど、外しているときの違和感はなかなかのものだ。
これ最後までつけっぱなしになるのかなぁ。
上唇の裏あたりゴロゴロざらざら、結構気になる・・・。
まあ、そのうち慣れるか・・・。

それから、レントゲンを撮りましたね。
最初に撮ったものと並べて見たら、全然違うの!
今つけているのが18枚目のマウスピースなので、つまり矯正を始めて170日が経過したということになるわけだけど、まさに塵も積もればだよ。
地道な努力、積み重ね・・・大事!バカにできない!!
歯医者には「極めて順調」と言われ、当初言われていたマウスピースの作り直しは、今日は話題にもならなかった。
うんと先はどうなるかわからんけど、とりあえず30枚目までのマウスピースを渡されたので、そこまではそれでやりましょうってことなんだろう。

それはそうと、医者が毎回「噛み合わせ悪くてごめんなさいね」「不便をかけて申し訳ない」などと言ってくることに困惑している。
たしかに噛み合わせは最悪だ。
前歯が変に噛み合ってしまうので奥歯が全く使えず、米粒はほぼ飲み込み。
また、歯の隙間がただごとじゃないので、キャラブキなんぞ口にしようものなら根こそぎ挟まって洗面台直行ですけどね。
でも、それは医者のせいではない。
私はそんなもんだとわかった上で自ら契約したんだし、歯医者側の不手際でそうなっているわけでもなければ、新しいことを試されているわけでもないのに、なんで謝るのだろうかと・・・。
言われるたびに恐縮して「いやいやいや!!」と返すのは、ノーマスクで飛沫もとぶから先生にとってもハイリスクなのに。
お互いいいことないから、やめたいんだけど・・・やめませんか・・・。

ところで、そのあと訳あって眼医者行ったら、オッサン二人が待合室でデカい声でしゃべっててびっくりした。
宇宙人の話とかしてる。それ不要不急の話題か?
帰りにすれ違ったオバサン4人組は、うち2人がノーマスクで、4人で談笑しながら道のど真ん中を闊歩。
あんたたち何者なの? ウイルス保有の可能性がゼロの新種の人間?
「若者の意識が」なんて報道されてるけど、何言ってんだか。
都会は知らんけど、ここいらのオッサンオバサンの意識の低さは尋常じゃない。
オッサンオバサンだけじゃないな、爺さんもひどかった。
顎マスクを奥さんに指摘されて「ちゃんとつけてる」て言い返してたもん。そのマスクは何を護っているのか。

そうそう、オリンピックはなんとしてもやるんだって!
前回は「緊急事態宣言延長してる」って書いたけど、今回は「宣言は解除されたけど感染者は右肩上がり」とでも記しておくことにするよ。
次の定期検診時には何を書くことになるのやら・・・。
これは歯列矯正の定期検診レポだけど、せっかく「定期」だし、時事ネタも込みでいかせていただきます。

それでは、8月末に。

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歯列矯正 -07 マウスピース編(12/52個目)

あっという間に2ヶ月が過ぎた。
前回の記事をざっと読んだが、「緊急事態宣言が解除されてもこの噛み合わせじゃ外食できそうにない」などと言っている。
なんの寝言か。
新しく宣言されて、しかも絶賛延長中だぞ。
すげえな日本人。
感染は、神風が吹くと思っている人から順にお願いします。

さて、2回目の定期検診
マウスピースは、12枚目の最終日だ。
今回も、歯科衛生士さんが歯のクリーニングをし、着色汚れを落とし、小さな歯石まで取り除いてくれた。
ありがたいなぁ・・・金(定額5000円+税)は払っているけれども。

特に、着色に関しては今回その有り難みが身に染みた。
というのも、目視できるレベルで汚れがひどかったのだ。
最初に言われた注意事項をクソ真面目に守リ続けてきた私の、どこに落ち度があったというのか!?
3食以外での飲食は、水だけ。
3食後は、これでもかというほど丹念に歯磨きをしている。
当然、マウスピースも毎回キレイに洗っている。
にもかかわらず、歯が汚れた。
アタッチメントと呼ばれる歯に取り付けられた白い突起の周りに至っては、縁取ったかのようだ。
マウスピースを装着し続けているがゆえに、唾液による洗浄効果が低下しているのか?
前回の検診から2ヶ月という時間が経ったわけだが、個人的にはこれが限度だと思った。
汚いなぁと思う時間が長く続くのは苦痛である。
それに、それだけ着色したってことは、他の何らかの害となるものだって同じだけ存在していると考えられるわけで・・・ぶるぶる。
定期検診、大事だわー。

ちなみに、歯並びは相変わらず最悪で米粒もまともに噛むことができない。ので、ほぼ飲んでいる。
そして、その僅かな咀嚼の間に盛大に挟まる。
医者がいつも通りシミュレーション画像を見せてくれたが、米粒がトンネル遊びできるくらいの隙間が2つも3つもあった。
うーん・・・まあ、4本抜歯してるしね・・・。
そして今回も言われる。
「ここの抜歯は、本当に申し訳なかった」
4本目すね。ええ、大変でしたね。てかまだ言うんですか。
「昨年、一番時間がかかったんで、覚えているんです」
ああ、こちらこそ申し訳ない負の歴史・・・その記録が更新されないことを祈るが、更新されないとずっと言われ続けることになるのか・・・?
まあいいんだけど。デメリットはないし。わからんけど。

肝心の矯正の進み具合については、順調とのこと。
一般的に動きにくいという奥歯も、ちゃんと動いているらしい。
前回、効率よく進めるためにもう一度歯形を取り直してマウスピースを作り直すという話をされたが、そのことについて今回は「様子を見て必要ならやる」という言い方をされたので、なるほど、「順調」なのだろう。

さて、次回は7月。
オリンピックなんてやってる場合じゃねえだろ、と今の私は思うが、はて、どうなっていることやら。

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歯列矯正 -06 マウスピース編(7/52個目)

本格的にマウスピース矯正が始まっておよそ2ヶ月。
明日からは7個目のマウスピースに突入するというタイミングで、定期検診の予約を入れた。
定期検診は、1.5~2ヶ月ごとに行い、その度に5000円+税の支払いが発生する。
この額は、昔旦那が歯列矯正をしていた頃と同額なので、そういう決まりでもあるのかな?

医者は、私に会うなり「抜歯の際は失礼しました」と言った。
え、まだそれ引きずるの?と驚いたが、昨年において最も大変な出来事だったらしい。
ということはすなわち、できたてのこの歯科医院にとって、最悪の出来事だったということだ。
よ、喜ぶべき・・・?

マウスピースをはずすと、まずは助手がクリーニングをしてくれた。
ほうほう、定期検診の度に、クリーニングをしてもらえるのか。
お掃除だけではなく、色素汚れも磨いてくれている。
ありがたや・・・。
マウスピースをしている間は水しか摂取していないし、マウスピースで覆われているから色素汚れなんて、と思ったが、使用済みマウスピースが新品マウスピースと比べて色味があることを思えば、同じだけ歯も染められているんだろうなと想像が付いた。
大事だな・・・定期検診。

肝心の矯正の進み具合は、バッチリだった。
いつものシミュレーション画像を今回も見る。
「始める前はこれで・・・今はこれです」
おお、だいぶ違うじゃないか!
やはり成果が目に見えるほうがやりがいがある。
「次に来てもらうのは11枚目あたりなので・・・ここまで変わります」
おお・・・すごいなシミュレーション。

こんな感じで定期的に通うということになるらしいが、多少動き方にズレが出てくることもあると言う。
なので、17~18枚目あたりで再度歯形をとって、必要であればその先のマウスピースを作り直すことになるらしい。
えええ・・・じゃあ、今ある52枚目までのマウスピースは、ゴミになっちゃうの?
もったいねぇ・・・。
かといって誰も使えねー。

というわけで、次は5月あたり。
ちなみに、今一番大変なのは、食べること
もっと噛んで食べたいのに、挟まって気持ち悪いのと噛み合わせが悪くてちっとも噛めないのとで、飲み込んでばかりいる。
従って全然味わえない。
これはいつ頃解消されるのか・・・。
緊急事態宣言が解除されたって、この事態が解消されないうちは私は外食できそうにないな、と思う。

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歯列矯正 -05 ワイヤーとマウスピースの体験比較

私の旦那は、ワイヤーによる歯列矯正をしたことがある。
歯の外側に取り付ける昔ながらのやつだ。
もうかなり前のことだから今はだいぶ進歩しているだろうと思うけど、旦那いわく、それは地獄であったらしいから、この機にマウスピース矯正との比較をしてみたいと思う。
(期間や費用は個人差や医院によるところが大きいため、比較対象から除外。また、単に旦那の体験と私の体験を比較しているだけなので、結論を出すつもりはない。)

痛み
ワイヤー矯正は、締め付けが痛すぎたらしい。
1ヶ月に1回の検診時に1ヶ月分の締め付けをするわけだから、それは痛かろう。
マウスピース矯正は10日ごとに新しいマウスピースに交換して進めるので、単純計算でワイヤー矯正における1回分の締め付けを3回に分けて行うようなものだから、その分痛みは少ない。

見た目と手間
ワイヤー矯正は目立つし(歯の内側に取り付けるものはそんなことないと思うが)、外せない。
部品も細かいので、詰まった食べ物を綺麗に落とすのが結構手間。
マウスピース矯正は目立たないし付け外しが可能だ。
歯に加えてマウスピースも磨かなければならないが、マウスピースはまるっと洗えるので大した手間ではない。
ただ、外出先で付け外しとなると、このご時世ではちょっと厳しいかなぁとは思う。私はやりたくない。
定期検診の頻度は、ワイヤー矯正が1ヶ月に1回で、マウスピース矯正が1.5~2ヶ月に1回。
検診時に締め付けを強めるワイヤー矯正の検診がが2ヶ月に1回だったら、うちの旦那は死んでいたかもしれない。

飲食
ワイヤー矯正に飲食の制限はない。
マウスピース矯正にも飲食の制限はない。
ただ、マウスピースには「飲食時には取り外す」「1日22時間装着する」という約束事がある。
装着22時間を守ろうと思ったら、間食はほぼ無理。
装着中は水しか飲めないというのも、人によっては相当なストレスになると思う。

怪我
ワイヤーは金具が剥き出しなので口内が傷付くことがある。
マウスピースは歯全体をつるんと覆っているので、口内が傷つくことはない。
なお、ワイヤー矯正で旦那が何より辛かったと主張したのは、口周りに外部から衝撃を受けたときの惨事だ。
血まみれ傷だらけになり、その傷にずっと金具が触れ続けるので直らないし痛いし痛いし痛いし・・・うん、実に痛そう。
つるりとしたマウスピースにその心配はない。
マウスピース矯正で怪我をするとしたら、装着時に口内の肉を挟み込むことくらいか・・・。
実際挟み込んだことがあるが、小さい血豆ができてちょっと痛かった。
ほんの少し気をつければ済むことなので、気をつけたらいいと思う。

その他
ワイヤー矯正は、旦那にとって「二度と経験したくないことランキング」のトップ3に入るらしい。
マウスピース矯正は、今のところそんなランキングを思い浮かべたくなるような出来事は起こっていない。
私の場合は、むしろ矯正前・・・。
あの4本の抜歯なら、そのランキングに入る可能性はある。

以上、体験の比較でした。

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歯列矯正 -04 マウスピース編(初装着)

無事(ではないが)抜歯が終わり、いよいよ矯正が始まることとなった。
とはいえ、マウスピースによる矯正はマウスピースがなければ始まらない。
型取りやスキャンで現状を細部まで正確に把握し、PCで最終形態までの動きをシミュレーションしたのち、それを何十段階にも分け、その数だけマウスピースを作る。
海外への発注ということで、コロナ禍ということもあり納品まで時間がかかりそうだと連絡を受けたが、それでも半月くらいで品物が届いた。

ところが、そのまま装着というわけではないらしい。
歯にアタッチメントなるものを取り付けて、マウスピースがしっかり固定するようにしなければならないのだと言う。
そんなの聞いてないし。
聞いていないが必要だというのだから仕方がない。
歯に、歯と同じ色をした固い突起が局所的に作られていく。
舌で触れるとかなりの違和感がある。
「えーこんなのやだー」と思ったが、今後はデフォルトがマウスピース装着になるので、素の歯に突起が付いているからといって特に問題はない。
どういう仕組みかは知らないがアタッチメントの強度は大したもので、1週間経っても取れなければ、矯正が終わるまではまず取れないというのだ。
私の場合は1週間後の診察で1個取れていた。
再度取り付け直され、今日に至るまで取れていないので、今後はこのまま最後までいくのであろう。

さて、いよいよ装着。
歯科矯正用のマウスピースはプラスチックっぽい素材でてきていて、透明で薄い
歯全体をまるっと覆うため、前歯にアタッチメントがついている、もしくは目の前で取り外しでもしない限り、周囲の人に矯正中だと気付かれることはなさそうだ。
実際、私の旦那は気付かなかった。
痛みについては、新品を付けたり外したりするときには多少感じるが、装着中ずっと続くような痛みではない。
数日も経てば付け外しの時でさえ気にならなくなる。
そんな調子で、だいたい10日に1度、自分で新しいマウスピースに切り替えていく。

装着目標時間は、1日22時間
飲食および歯磨きの時以外は装着しっぱなしということだ。
説明されたときは「なるほど」と思ったが、やってみると結構シビア。
3食+歯磨き3回を2時間で済ますとなると、1食+歯磨き1回=40分。
私はもともと歯磨きに時間をかけるタイプだし、抜歯箇所はより手間がかかるし、外したマウスピースを歯ブラシで磨く作業もあるし、なんだかんだで10分くらいはかかってしまう。
そうすると、食事に使える時間はわずか30分だ。
ところがこの食事がまたやっかいで、4本も歯を抜いているものだからとにかく食べづらい。
その上矯正中とあって噛み合わせが最低で、ちっとも咀嚼できない。
頑張って咀嚼しようとすると、多発している不自然な隙間に食べ物が挟まりまくるのですごく不快だ。
不本意だが、咀嚼半ばで諦めて飲み込むしかない。
大して味わえないし楽しめないし何しろ慌ただしいし、マウスピース矯正のデメリットは飲食かなと思う。

そう、「飲」もなのだ。
というのも、マウスピース装着中に許される飲食は水だけで、例えばコーヒーなどを食間に飲むことはできない。
飲めないわけではないが、装着中にそれをやると、その成分で歯を浸し続けるということになる。
色素沈着はもちろんのこと、糖分が含まれていれば虫歯のリスクも高まろう。
というわけで、飲食に関しては相当ストイックな生活を余儀なくされる。
無論、間食もできない。
いちいち外して洗って歯を磨いて・・・という作業が面倒でなく、かつトータルで2時間しかない非拘束時間をオーバーせずにいられるならいいが・・・。
ちなみに、私は言われたとおり水以外の飲食は朝昼晩以外せずに頑張ってきたが、それでも新旧マウスピースを並べると、旧マウスピースは明らかに変色している。
言いつけを破ってマウスピースを装着したまま水以外の飲み物を摂取していたらどんなことになっていたのやら・・・。
なので、この先も言いつけを守り続けると思う。

今現在(2021年02月21日)、私は5個目のマウスピースを装着中。
見た目の実感はまだないが、マウスピースを交換した際の痛みが次の交換時にはほとんどなくなっているという状態をかれこれ4回経験してきたので、結構動いたってことなんだろうなぁと頭で理解している。
アタッチメントも取れていないし、経過は順調そうだ。
次の受診は来月の上旬なので、その際にまたレポートする予定。

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歯列矯正 -03 抜歯編(3本目+4本目)

2本同時抜歯の1本目は、1週間前に抜くはずだった、八重歯の下に生えている歯だ。
最初に「前回のこともあるので、今日は始めから割ります」と宣言された。
いい判断だと思う。
ひどい作業音と力業も、3度目ともなれば驚きもしない。
思った通りこの歯も屈強な根を持っていたらしく、割って大正解だった。
普通の抜歯よりは時間がかかったものの、これまでの2本に比べればびっくりするぐらいすんなりと終わった。
先生の機嫌もよさそうだし、いい調子ではないか。

4本目の抜歯に取りかかる。
これが終われば抜歯は完了だ。
医者も、大きな山をいくつも乗り越えて、気が緩んでいたのかもしれない。

結果的には、この歯が最難関だった。
この歯は、単に舌側に倒れちゃってるだけではなかったのだ。
まるでお辞儀をするように腰をくの字に曲げて、その下に驚きの根っこを有していたのである。
これも最初から割っていればよかった組だったに違いない。
2本目と同じく普通に抜こうとしてしまったがために、とんでもなく面倒なことになってしまった。
最後の最後で、よりにもよって、根っこが歯茎の中で折れてしまったのだ。
さあ大変だ。抜くに抜けない。だって折れてて掴めないから。
じゃあどうするんだ。
とりあえずレントゲンを撮る。
あーあるある。これをなんとかせねば。
「削ります」そうだよねぇ、掴めないんだから削るしかないよねぇ。
かつてない音と痺れを味わう。これは何の罰か・・・。
歯茎に残る歯の欠片を、少しずつ慎重に削っていく。
再びレントゲンを撮る。
まだあるねー。もうちょっと削らないと。
この歯1本に、かれこれ2時間かかっている。
医者の中座が増えていく。私は居たたまれない。
だからかといって「もういいですよ」と言うわけにもいかない。
しかし、ついにその時は来た。
「少し残っていますけど、このくらいだったら同化するので問題ありません」
ん?・・・諦めた?
これ以上頑張る必要はないという医学的な見解に基づく判断ではあると思うが、とてもそうは捉えられない。
時間があったなら、もう少し頑張っていたはずだろうから。
だが、いくらなんでも時間がかかり過ぎた。
戻った待合室の混みっぷり。
悪くはないのに、罪悪感で肩身が狭くなる。
どうせ止まらない血の処置なんてどうでもよかった。
すっかり夜になってしまって、家のこともできていない。
色んな意味で気力が尽きて何もする気になれずにいたとき、今日1本目の抜歯部分に血餅ができていることに気付いた。
最後の抜歯に悪戦苦闘している間に固まったのだろう。
ささやかな慰めだった。

かくして、抜歯は終了
ちなみに、最後の抜歯箇所はしばらく鈍く痛んだが、削りきれなかった根っこが悪さをするといったこともなく、今では「そんなこともあったっけ?」てなもんである。

マウスピース編へつづく。

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歯列矯正 -02 抜歯編(2本目)

親知らずの抜歯という最難関を乗り切ったことで、いくらか気持ちは楽になっていた。
2本同時とはいえ普通の歯だし、まあなんてことはないだろう。
そう思って当然だと思う。
しかし人生はそんなに甘くない。

結論から言うと、1時間半かかった挙げ句、1本しか抜くことができなかった
極めて立派な根っこだったらしい。
医者いわく、普通の抜歯のつもりで挑んだのが間違いで、結果的には親知らずよりも手こずってしまったのだそうだ。
歯科助手が頬肉を押さえずに済む位置だったことだけが救いか。

途中、何度も謝られた。
しかし1時間半口を開けっぱなしでいることはさほど辛いことではない。
そんなことより、医者があからさまに焦っていることが伝わってくるのがきつかった。
やっかいなことになった技術的な焦りもあるかもしれないが、一番は時間だろう。
「ちょっとすいません」「すぐ戻りますから」と中座する回数が増えていく。
私は悪くないのに、段々申し訳ないような気がしてくる。
やっとこ1本抜き終わり、「今日は1本にしましょう」と言われた時は、そりゃそうだろうと思った。

言うまでもなく止血はまたも失敗に終わり、しかし今度こそ血餅を作らせてみせるとかなり意識して頑張った結果、血は前回よりは早く止まった。
まあ、頑張ると言っても、あまり舌先でチェックしないとか、口を濯ぐ回数を減らすとか、そういったことくらいしかできないのだが、血が固まりづらいのなら、血が溶かされてしまう行為はなるべく減らそうじゃないかということで頑張ってみたのだ。
抜歯が親知らずより手こずったことを思えば、効果はあったと言えるだろう。

この時点で、最初の受診から3週間経っていた。
次こそ、2本同時抜きだ。
これまでの教訓を活かせば、今度こそスムーズに抜歯できるはずだ。
できるはずなんだ。

つづく。

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歯列矯正 -01 抜歯編(1本目)

私は現在(2021年02月21日)、歯列矯正中である。
昔旦那がやっていたワイヤーをギリギリ締め上げる昔ながらのやり方ではなく、マウスピースによる矯正だ。
10日ごとに自分で新しいマウスピースに切り替えて進める。
受診は、1ヶ月半~2ヶ月に1回。
始まってしまえば楽なものだ。
しかし、ここまでは結構大変だった。

私の場合、まず抜歯をしなければならなかった。
横向きに生えている親知らずを筆頭に、本来犬歯があるべき位置に収まっている2本の歯、それから内側に倒れ込んでしまっている下の歯、計4本
一気に全部抜くと、私以外の診察と私の日常生活が致命的なダメージを喰らうので、1回1本、多くて2本という方針で抜歯が始まった。

まずは、親知らずから。
親知らずの抜歯はすごく大変だと身近な人から聞いていたので、ある程度覚悟して臨んだ。
歯医者とは思えぬようなけたたましい音をたてて歯が砕かれ、先生の腕がぷるぷる震えるほどの力業で引き抜かれていく。
歯科助手が、口内の頬肉が作業の邪魔にならぬよう、終始押さえている。
ああなんかごめんなさい。

作業時間はおよそ1時間。
その後、綿のようなものを噛まされて止血をするも、まるで止まらない。
「止まらないようならこうしてね」と言われたことを家でやっても止まらない。
「私は血小板が少ないから止まりにくいのかも」と諦めたが、3~4日経っても血は出続け、1週間経っても口を濯ぐと血で水の色が変わる有様だった。
いわゆる、血餅(けっぺい)がうまくできなかったのだと思う。
痛みのほうは、血の勢いが収まりかけた4日目以降から強くなった。
処方されたロキソニンでは足りず、以前他院で処方されたものをフル活用してなんとか凌いだ。
「ドライソケットというやつかなぁ」と思って鏡を見ると、抜歯後の縫合が頬肉を巻き込んでされていて、痛みが吹き飛ぶほどビックリした。
「これは正しい状態なの!?」と焦って調べてみたが、どうやら常套手段らしい。
しかし、どうもその縫われた頬部分が痛い気がする。
「これは正常な経過なの!?」と新たな焦りが生まれたが、1週間後の診察で「経過は良好です」とあっさり言われたので、思い過ごしだったと思うほかない。
抜糸は実にスムーズに終わった。

次の抜歯は、双方の都合でこのさらに1週間後に決まった。
予定が合いさえすれば、翌日でも抜いてしまえるらしい。
恐ろしい・・・まだ血が出ているというのに・・・。

次は、左右の立派すぎる八重歯(犬歯)を歯列に戻すため、邪魔な位置にいる健康な歯を2本同時に抜く予定だ。

つづく。

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