校正の資格を取りたい -03 さらに取れちゃった

昨年9月に日本エディタースクールの「校正技能検定試験(中級)」に謎に合格したその勢いで、翌10月に、校正実務講座の「校正士」も受けてみたところ――

そちらも受かっちゃいました

嬉しさより、まず思ったのは「長かった・・・」ってこと。
なぜなら、これは四半世紀前に受けた通信講座の資格なんだよ。
ガッチガチの理系大学に通いながら校正に興味をもったのは、有志の学生組織(情報冊子編集委員会)に所属していたからだろう。けど、思い返せば私は、幼い頃から新聞係だの広報係だのをやりたがるタイプの子であった。そういった分野に特化した資格があると知って、興味が湧かないわけがない。むしろ不自然だったのは、興味もないのに興味のない大学に進んだことのほうである。
それは、親の夢や願望や固定概念といったつまらぬ理由で、親が子の挑戦を阻み、可能性を奪い、未来を狭めた、悍ましい過去だ。私の親は、己が成し得なかったことを子が成せれば満足だったのだろうか。そのために、その子が自分の人生を「成し得なかった」と悔いることになってもか。
・・・話が逸れた。

校正士の資格試験は在宅で行われる。送られてきた問題兼解答用紙を期日までに送り返す仕組みだ。「原稿引き合わせ(縦組み)」「素読み(縦組み・横組み)」「筆記(漢字)」の計4問。10日間くらいだったかなぁ。
とはいえ、相応のボリュームがあった。加えて、在宅なので、いくらでも調べられてしまう。つまり、やろうと思えばどこまででもやることができるわけだ。なんせ、「これはやらんでいいですよ」といった甘いお達しがひとつもない。「ひょっとして事実確認(ファクトチェック)までしなきゃならんのか!?」と、私は震え上がった。

というのも、何を隠そう、私はこのファクトチェックが嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで・・・!!
校正の資格に挑戦する前から、校正を生業にするつもりは元々なかったのだが、そんな作業があると知って、それは揺るぎない意思となった。そんなもん、それを書きたい人が自分の責任で調べなさいよ!? もしくは編集者とか、書かせたい人が調べるべきでしょ!? 参考文献との正誤をチェックするならまだしも、何で調べたのかもわからんことを、もっと言えば調べたのかさえわからんことを、ゼロから自力で調べ上げ、場合によっては国会図書館にまで行って原本を確認するなんて作業は、校正の仕事じゃないだろ!! 少なくとも、25年前のテキストにそんな作業は載っていなかったよ! てか、それは「校閲」ではないのか!? しかし・・・
エディタースクールの講師によると、そこまで求められているのが、今の校正であるらしい。正直、辟易した。なんてこったい・・・。
だが、それが現在の常識であれ、そんな作業は、人の世話だの尻拭いだのが死ぬほど嫌いな私には到底不可能である。

というわけで、作業に関する細かな指示がなかったことを逆手にとって、事実確認はせずに提出した。で、合格だ。
ほっとした。
この「ほっ」は、合格したことに対してというより、実際の仕事を想定した問題であったにも関わらず、事実確認が求められなかったことに対する「ほっ」である。
「校正」の実状は果たしてどちらなのか・・・?
それを私が知ることはない。

なお、合格証書などと一緒に事務的な解答例が同封されていたが、驚くほどシンプルなことしか挙げられていなかった。
なんだ・・・日数あったから、みっちりガッツリやったのに・・・。そうかい、そんな感じでよかったのかい・・・。
だから、たぶん難易度はさほど高くない試験だったのだと思う。無論、明らかな間違いに気付く目は必要だけど、それ以外の部分については、赤と鉛筆の書き分けが出来ていればいいってことだったのかなぁといった感じ。
にもかかわらず、届いた封筒には、「すんげー難しい試験を突破したこの人を自信をもって推薦しまっす!」といった主旨の、就職活動用と思しき書面が同封されていた。こんなん恥ずかしくて使えるかよおおお!?

何はともあれ、すっきりした。
長い間中途半端なままだった興味を、ちゃんと形にできたことは、たとえこの先それを役立てることがなかったとしても、私の自信になる。
「成した」私はきっと、これまでよりも前向きに、堂々と生きていけるはずだ。たぶん。
学び直せてよかったと、心から思う。

なお、スポンサー(旦那)に合格を報告したら、
「次は何の資格を取るの?」
と言われた。
なんだそりゃ? 資格マニアじゃないんだからさぁ。
そう言って笑って、
「取らんよ」
と答えたら、旦那は
「そうなの?」
と、意外そうな顔をした。
そういえば、大昔に私は、「本当は進みたい道があった」と旦那(当時は彼氏)に打ち明けて泣いてしまったことがある。そのとき、この人は「オレが行かせてやる」と言っていたっけ。
あれはデカかったんだよなぁ・・・。
別に、本気でそれを当てにしていたわけではないし、それがゆえに結婚を決めたわけでもないけどさ。
でも、ひょっとしたら、旦那はそれを覚えてくれていたのかもしれない・・・?
・・・そんなわけないか。

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歯列矯正 -18 まさかの一時休養

タイトルの通りであるが、まさかの一時休養である。
渡されていたマウスピースが全て終わり、矯正開始から約700日が経過。このタイミングでの休養など、寝耳に水だ。というか、このタイミングだろうがどのタイミングだろうが、矯正中に休養などという期間があることにビックリ。てか、実際あんの? これ普通??

休養の理由も、わかるような、わからないような・・・。
医者は、「矯正期間が長くなって、マウスピースの厚みで歯と歯が噛み合えない状態も長くなっているので、一旦はずしてそれを改善させたい」と言った。
たしかに、ギュッと噛んでいるにもかかわらず、ご飯粒が無傷で通り抜けていくほどの隙間が空いている箇所はある。しかも、その状態は矯正中ずっと変わらなかった。
そこが、マウスピースを外せば「自然と噛み合ってくる」と言うのである。
加えて医者は、「歯茎を矯正の負荷から解放して休ませたい」と言った。
なるほど・・・? 現状では改善が見込めないので、多少なりとも再生させてから再スタートしたほうが効率がいいと判断した、ということかな? 理屈はわかる、ような気がする。
でも、「どうでしょう?」と訊かれて返事に詰まってしまった。説明は理解できても、私は所詮素人だ。それをどう判断したらいいのかなんてわからない。それとも、素人に選択を委ねて差し支えない程度のことだったのだろうか・・・。
わかんないな・・・。

なお、休養期間としては、3ヶ月くらいを考えているらしい。そんでまた歯型をとり、今度はゴムで引っ張るという手も使ったりしながら、マウスピース20個くらいを考えているとのことだった。
約700日経ったところで 3ヶ月(約90日)休んで、さらに20個(約200日)・・・。でも、たぶんそれじゃ終わらないんだろうなぁ。そのあとはリテーナーってのも控えているから、全部で5年くらいかかってしまうに違いない・・・。
などと旦那にぼやいたら、「俺は10年かかった」と返されてしまった。そうでしたね・・・。
矯正ってそんなもんなのかなぁ・・・。

まあ、そうだろうとそうでなかろうと、このまま進むしかない。
ただ、延長、延長、休養、とくると、心配にはなる。ちゃんと納得のいく形で終えられるのか・・・いや、それ以外の終わり方など、あってはならないが。

というわけで、次の予約は3ヶ月後だ。
なお、この日は休養の話の他に、いつも通りの歯の掃除と、歯に付けられていたアタッチメントの削り取りがあった。会計はゼロ
いやおかしいだろ!? 定期検診どこいった!? どうなってんだよ!?

ちなみに、マウスピースを外して2日経ったけど、思いのほか痛い。
マウスピースを取り替えた直後のような鈍痛がずっと続いている。
休養のデメリットとして挙げられた「多少後戻りする」が正に起こっているってことなんだろうけど、こりゃ「多少」の認識が甘かったかな・・・。
まさか、3ヶ月ずっとこの痛みが続くわけではないと思うが・・・いや、わからんぞ・・・。
それより、これは果たして歯茎の休養になっているのだろうか?

こんな終盤で、不安だらけである。

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校正の資格を取りたい -02 取れちゃった・・・。

いや、何ででしょうね?
「校正技能検定試験(中級)」に合格してしまいました・・・。
いやいやいや、何でだよ!? なんで合格した!!??

試験は、縦組原稿引合わせ、横組原稿引合わせ、縦組赤字引合わせ・素読み、学科(基礎知識)、と4つあって、それを1日かけて会場で受ける形式で行われた。
私は、比較的得意だと思っていた横組みで絶望的なミスを犯したという自覚があり、確実に不合格だったはずなのよ。なのに、これは一体どういうことなのか・・・。
名前も受験番号も3度見し、「合格」の2文字すら5回は見直した。しかし私はこれでも一応校正を学んだ者だ。その程度の文字数を読み誤ることはさすがにない。これは、私が合格したという書類で間違いないようだ。

な・・・何故なんだあああ!!

何故、何故、検定試験の点数は公表されないのか! 「減点となった項目の傾向」さえすべて空欄で、何も間違わなかったはずはないのに、これでは何の参考にもならない
喜ぶべき結果なのに、こんなモヤモヤしたままだなんて、ツラい! ツラいよ!!
ああ・・・。私これ、この先ずっと謎に思ったままなのかな・・・。わからんまま死ぬのかな・・・。「絶対合格してる!」と思えるだけの成果を本番で出せなかった私が悪いのか・・・容赦ねえ・・・。

とはいえ、当初の目的は果たされたわけだ。
すなわち、「細かいところに拘って当然と思える何者かになる」を達成。これで私は晴れて「校正者」だ。おめでとう。ありがとう。今後は心置きなく細かいところに拘って生きてくれ。
なお、資格を取るにあたっては、日本エディタースクールのお世話になった。毎週電車で通ってねぇ、学生みたいで楽しかったよぉ。先生ありがとう~。

ちなみに、校正実務講座のほうにも問い合わせをしてみたら、通信講座を修了した人なら、それがどんなに大昔でも、「校正士」の資格試験を受けることができると回答を得た。
こちらの試験は、実際の仕事を模して行われるようで、自宅に送られてくる試験問題を締め切りまでにやって送り返すらしい。面白そうだし、いずれ挑戦してみようと思う。
ただ、日本エディタースクールと校正実務講座とでは、細かなルールや考え方に違いがあるように思えたので、そういう部分で減点されちゃう可能性はありそう。でも、それはそれでリアルっぽくていいとも思うのだ。実際に仕事をするとなったら、きっとそんな感じなんだろうし。しないけど。
なので、経験させてもらうというノリで頑張ってみるつもり。

さて・・・。
合格するとは思っていなかったので、次の試験に向けての勉強をする必要がなくなってしまった。合格する気でいた頃は、試験が終わったら何をしたいと思っていたんだっけかな・・・。見事に葬ってしまったため思い出せない。なんちゅう気合いだ、恐ろしい・・・。

そういえば、手を付けていない漫画やゲームがあるんだったわ。今こそ・・・って、なんでこんなに増えてんだよ!? ストレスフルだったのかよ!! ありすぎてむしろ萎える。

まあ、今後のことはのんびり考えるとして・・・。
とりあえず、今夜は乾杯かな。
複雑なんで、炭酸で。

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DENONのSACDプレーヤー(DCD-1650SE)を買ってみた

SACDプレーヤーなるものを中古で買った。
DENONというメーカーの古い機種(DCD-1650SE)だ。

DENON の SACDプレーヤー(DCD-1650SE)

↑ DENONのSACDプレーヤー(DCD-1650SE)

これには、普通のCDの音すら覚醒させる“Advanced AL32 Processor”とやらが搭載されているらしい。
オーディオ機器を扱うサイトの解説には、「高速信号検出/処理技術により時間軸上の情報量の大幅な向上が行なえ、CDなどでカットされた20kHz以上の周波数の高域信号を、独自のアルゴニズムにより補完、16倍にアップサンプリングコンバートを行ない、収録現場のオリジナルサウンドを再現する」などと書いてある。全然わからない。
百聞は一見にしかずと言うが、この場合は百読より一聴が早かろう。
というわけで、試しに、聞き慣れたマカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」をかけてみた。
「・・・は!?」
音が鳴った途端、たまたま同じ部屋にいた息子までもが目を見張った。
「全然違う・・・」
「こんな曲だったの!?」
私は今まで何を聴いていたのだろうかと頽れたくなった。
気付いてはいけないことに気付いてしまったような気さえした。

次いで、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 Original Sound Track Vol.1」もかけてみた。
「・・・」
林ゆうきさん、ごめんなさい!!
私はちゃんと聴けていなかった。こんなに素敵だとわかっていなかった・・・。
今まで使っていたプレーヤーは、安さだけが取り柄のオモチャだったのだ。
だってね、普段はさほど音楽に興味を示さない息子が、スピーカーの正面に座って、ただ「聴く」をしていたんだよ。
これが技術の力なんだと思い知るじゃない・・・。
私が浅薄だったために、林さんにも息子にも惨いことをしてしまったと思う。
Vol.2の発売前に気付けてよかった。

なお、当然ながら、SACDの音も素晴らしい
ただ、私が買ったSACDプレーヤーは2chなので臨場感は普通のCDと大差ない。けどそれは、逆に言えば普通のCDの音もSACDに負けないくらい素晴らしく聴けているということだ。なんだかんだ、よく聴くのは普通のCDのほうだろうと思うので、あの横文字のシステム様様である。ナイスチョイス私。
ちなみに、これの上位の機種には、さらに優れた“Advanced AL32 Processor Plus”ってのが搭載されているらしい。次はそれにするかな。当分はこれで楽しむけど。

今後、生活のメインが音楽鑑賞になっていくのは必至
サブとして、パズルとか沼るものを据えないように気を付けたい。

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歯列矯正 -17 三度目の正直マウスピース(7/15個目)

矯正を始めてから600日超
新新マウスピースも残り半分といったところで、定期検診に行ってきた。
いつも通り歯の掃除と汚れ落としから始まり、それが終わると医者が現われた。

今回、私には改めて確認しておきたいことが2つあった。
1つは、下がりすぎている前歯(上)はちゃんと戻るのか、ということ。この70日で目に見える変化がなかったため、訊いておきたい。中でも心配なのは、もとは八重歯だった歯だ。これが下唇を押し下げてしまっている。これは大変よろしくない。何がよろしくないって、口角が下がるのよ。それだけで10歳くらい老けて見える。これはオバサンだからこそ看過できない。
もう1つは、抜歯箇所へと移動させたものの歯茎と共に沈んでしまった歯は、ちゃんと咀嚼できる歯に戻るのか、ということ。矯正中だからと我慢し続けてきたけど、これも目に見える変化がないため、訊いておきたい。ご飯粒が咀嚼されず、その形を維持したまま歯の隙間に埋めこまれていくあの不快感・・・。ちょうど歯茎が減っていて歯同士の隙間がとても広い部分でもあるため、詰め込み放題だ。あまりの不快さに、私はご飯を飲み込むようになってしまった。これは絶対に改善されなければならない。

というわけで、早速訊いてみた。
「この元八重歯が上がってくれるか不安です」
「位置としてはいいと思うんですけどねぇ」
いやいやいや、何ですかそれは。上げるって言ってたじゃないですか。それともあれですか、この歯単体で見れば上げる必要性はさほどない、位置的には悪くないと、そいうことですか? ダメダメダメ、実害あるから! 主に精神面でダメージを喰らってるから!
「けど、上げることはできます。唇に接触しているということなので上げましょう。ちょっと角度も内向きにして、こうしてこう・・・」
ああ、よかった・・・。成功イメージが出来てきたみたいだ。
・・・て、待てよ?
てことは、今渡されているこの15個のマウスピースを最後までやりきったとしても、この歯はさほど上がらないってことか。
なんてこった・・・ひょっとしてまたマウスピース作り直すのか・・・。
「今お渡ししているマウスピーズが終わったら調整しましょう。長くかかって申し訳ありませんが、とことんやりますよ」
作り直しじゃなくて延長かい!!
どんどん長くなる矯正期間・・・。いいのよ、別に急ぐ用事があるわけじゃないし。期間より成果ですから。

といったところで、もう一つの話に移る。
「噛み合わせは、ちゃんとなります。そうでなければ意味がない」
ですよね! 当然ですよね!
でも、もう終盤なのにこの状態いつまで続くんだろうって心配だったんだよ・・・。 全然改善が見られないしさ・・・。
「ひょっとしたら、マウスピースをつけた状態で、噛んでしまっているのかもしれませんね」
ん? どういうこと?
「それで歯を下に押し込んでしまっている可能性はあります」
普段は噛み合わないけどマウスピースをつけていればその厚みで噛み合えてしまうので、無意識のうちにその状態でギリギリやっちゃって、歯を押し下げてしまっているのではないか、という指摘だった。
そうなのかな・・・無意識じゃわかりようもないな・・・。
でもまあ、そんな可能性があるっていうなら、意識はしておいたほうがいいよね。マウスピース付けた状態で無駄に噛み噛みしないように気を付けよう・・・。
「歯茎は、前にもお話しましたが、歯茎の移植や、被せ物で対処することができます。矯正が終わった段階で、どうするか考えましょう」
何度聞いても恐ろしい歯茎の移植・・・。そしてそれを選んでしまいそうな私・・・。
だって、被せ物って異物だからメンテとか面倒臭そうだし、自分のもので補えるならそのほうがよさそうじゃない? わからんけど。

去り際、医者は満足げにこう言った。
順調ですよ。見本になるくらい。すごいと思います」
え、そうなの? これで?(失礼)
私からしたら、600日も経ってまだ噛み合わないとか隙間ひどいとか、挙げ句前歯下がり過ぎちゃったとか、上手くいかないもんだなぁって印象のほうが強いんだけど・・・。医者の見解ではそうなのか・・・。

でも、この際だから素人の見解も言わせていただくと・・・
前歯の位置が上と下とでズレているのは、おかしくないですか? 滅茶苦茶気になるんですけど・・・。
他所の歯医者のHPなどを見ると、そこを綺麗に合わせてなんぼくらいに書いてあるのに、なんで私は合わせてもらえなんだか・・・。
抜歯4本というおぞましいスタートで、しかもそのうち1本は、歯並びに多大な影響を与える中央から5つ目の歯(下)だったってのが最大の原因なんだろうけど、その、横に寝ちゃっていた歯をどうにか起こして並びに戻してやることはできなかったのだろうか。そのための隙間は親知らずを抜けば作れたんじゃないのか・・・。
まあ、今さら悔やんだって仕方がないんだけどさ・・・。

さて、次回はなんと3ヶ月後!
「お渡ししているマウスピースが全部終わったら来てください」と言われたので。
かつてなく長い・・・。けど、その途中で来られてもできることはないよってことなんだろうな。
その頃にはどんな具合になっているかなぁ。期待したいけど、期待するのも怖い。
でも、期待したい。

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歯列矯正 -16 三度目の正直マウスピース(1/15個目)

作り直しが決まってから1ヶ月強。
ようやく新しいマウスピースが届いた。
すでに矯正を始めてから540日くらい経過している。
さらに30個くらい渡されるんじゃないかと思っていたので、15個と聞いて喜んでしまった。
しかし、単純計算であと150日だ。決して短くない。
しかも、そのあとにはリテーナーなるものを装着する日々が待っているのだ。
まだまだまだ、だな・・・。

行くと、早速歯にアタッチメントが付け直された。
ああ、またゴロゴロするやつ・・・いや、いいんだ、その重要性はなくなってみて思い知ったし。
取り付け作業が済んだところで、医者登場。
まず、マウスピースの到着が遅れたことを詫びられた。
発注先(海外)とのやり取りがうまくいかず、4回もやり直しをしたらしい。加えて、コロナやら何やらで事がスムーズに運ばなかったっぽい。まあ、それはそうだろうなあ・・・。

ところで、今日、私には相談しておきたいことが3つあった。
ひとつは、上の前歯の長さが不揃いなこと。
ひとつは、歯が隙間だらけなこと。
ひとつは、歯間ブラシのこと。

最初のひとつは、訊くまでもなく医者から説明された。
オーバーバイトって言うんですけどね。今、上の歯が下の歯に過剰に被さっている状態なんで、これを直します」
そう言って、ノートPCで新しい完成予想図を見せてくれる。
おおー。歯の位置は上げることもできるんだ!?
てか、そもそも、なんで下がってきちゃったの? ずっとマウスピースはめてたのに、想定外の形になっていくってどういうこと??
それを修正するためにマウスピースを作り直しても、また同じことが起こらないとは限らないよね? え、そうしたらまた作り直すの? それいつ終わんのよ・・・。
医者は、納得のいく形になるまでとことんやる、などと言う。いや怖い。それほんとに終わりが来なさそうで怖いよ!?
なお、歯自体の長さが不均等なのは矯正ではどうにもできないので、それも気になるということであれば、それはまた別の処置を考える必要があるということだった。
・・・覚えておきます。

次のひとつは、自ら訊いた。
「今すごく隙間だらけで、ことごとく物が詰まって大変なんですが、これは最終的にはなんとかなるんでしょうか」
矯正中は歯を動かしているんで歯茎が細って隙間も目立ってしまうんですけど、終われば戻ります
「あ、そうなんですね。どのくらいの期間で戻りますか?」
「数ヶ月。半年とか、そのくらいです」
へええ。
「それでも気になるようであれば、被せたり、場合によっては歯茎の移植をすることもできますよ」
「歯茎の移植!?」
「はい。上顎から」
「ええ!? そそそそっちはちゃんと戻るんですか!?」
「戻ります」
すげえな歯茎!?
「まあ、やらないで大丈夫だと思いますけどね」
うん、あんまりやりたくない・・・。

その流れで、最後のひとつについても訊いた。
「今は歯間ブラシで対処しているんですけど、どの程度やったらやりすぎっていう目安はありますか?」
ちょっとでも抵抗があったら、やらないほうがいいです。とりわけ、今の段階ではやらないほうがいい。歯茎の再生を妨げることになります」
なるほど・・・。
「なるべく歯ブラシで。あとフロス」
おお。あなた初めてフロスって言いましたよ。つか、前回、歯間ブラシも「いいと思います」って言わなかったっけ・・・?
いやいや、これは流れ的に、歯茎が弱っている今現在の私へのアドバイスなんだろう。そういう状況でないなら、つまり一般回答としては、「優しく対処できるなら歯間ブラシもまあよし」って意味だったんだよ。そうに違いない。

ブツを受け取り、情報もゲット。次回の予約(8月末)も取れたので、あとは会計だ。
受付のお姉さんが言う。
本日のお会計はございません
・・・は?
「えっと、え? ないんですか?」
「はい。ございません」
そうなん・・・。大丈夫かこの歯医者・・・。
そういえば、今日は歯の掃除やクリーニングはなかったな。
そうか、今日は定期検診ではなかったわけか。
にしても、タダって・・・なんかごめんなさいね。私悪くないけど。

さて、次に来る頃には、夏休みも終わりだ。
まだ始まってもいないものが終わりを迎えているだなんて、すごく先のことみたいに思えちゃうな~。
って・・・は!?
8月は校正の検定試験があるじゃないの! それも終わってんじゃん!?
ひいぃぃえええぇぇぇ
長くないぞ、むしろ短い! すごく短い!!

勉強に戻らなくちゃ・・・
だから、ほら、嘘じゃないんだって・・・(前投稿冒頭二文参照)

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ユニクロのファイナルファンタジー35周年Tシャツ

ここしばらく更新していなかったのは怠けていたからではなく、勉強に勤しんでいたからです。嘘ではありませんが嘘くさいですな。
まあ、そんなことはどうでもいい。
コレが届いたことのほうが重要。

ユニクロの FF9 Tシャツ(前側)

ユニクロの FF9 Tシャツ(背中側)

↑ ユニクロの FF Ⅸ Tシャツ(前・後)

タイトルの通りですが、ファイナルファンタジー35周年 UT グラフィックTシャツ ファイナルファンタジーIX(ユニクロ) を手に入れました!
やったあああああ!!!
というのも、これ、発売直後に売り切れちゃったやつなんですね。
店舗を巡ればどこかしらで手に入れることはできたのかもしれないけど、引きこもりにはハードルが高かった・・・。
なので諦めていたんだけど、先日再入荷を知らせるメールが来て、それをタイムリーに受け取れたもんだから、秒で購入した次第。引きこもりでよかったー。

ちなみに、値段は1枚1500円。安!!
もっと買っておけばよかったかな・・・いや、そんな余裕はなかった。というか、手に入れられない人を増やすような行為は、手に入れられない側だった身としてしたくない。てか、もっと量産してくれたらいいだけのような気がするけどな!? 今見たらまた売り切れになっていたしな!!

なお、上の画像の白い四角は、Tシャツにくっついていたタグ。裏側には、FFが2017年に「最もタイトル数の多いロールプレイングゲームシリーズ」としてギネス世界記録に認定(記録:87作)されたことなどが書かれている。
そんなすごいシリーズだったなんて知らなかったよ。でも、87作ってどう数えたんだろう・・・多すぎないか?

何はともあれ、20年以上昔に惚れ込んだゲームのグッズが今になって新発売され、しかもそれを入手できたことが嬉しくてたまらない。
ただのプリントと思うかもしれないけど、背面のみんなと、みんなの名前を見たとき、本当にじーんとしたんだよ。色んなことが思い出されて、目頭が熱くなってさ・・・。そういう人は、日本のみならず、世界中にたくさんいるんじゃないかな。それだけの作品だと私は思っている。

多くの人に愛されているシリーズとコラボしたんだから、ユニクロには出し惜しみせずガンガン売ってもらいたいなと思う。
そうしたら、私もあと3着くらいは買いたい。

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歯列矯正 -15 またまたマウスピース作り直し

通算500日を過ぎたところでの定期検診。 今日は歯の隙間に食べ物が挟まりまくることを解決すべく水洗浄歯ブラシの導入を検討していることに対する医師の見解を聞こうと意気込んで行ったのだが・・・。

まさかの再びマウスピース作り直し!!

いや、でもね、上の前歯がマウスピースとピッタリ合っていないことは認識していたんだよ。
それで前回、「ここが気になってて」と歯科衛生士っぽいおねえさんに訴えたら、「少しくらいなら問題ありません」って言われちゃってな。私は細かいことを気にしすぎるところがあるから、「あ、そうなんだ」と思っておとなしく引き下がったんだけど・・・。
問題あったじゃんね・・・。
その人もさあ、一蹴しないで先生に報告してくれたらよかったのに、なんで決めつけちゃったんだろうな。
あとで怒られただろうか。てか、怒られていてほしい。
違和感を拾ってもらえなかったことで、私は2ヶ月という時間を無駄にさせられたわけで・・・。
怒られてほしいわ。

改めて歯型をとるため、4日後に再受診。前回の作り直しのときもそうだったけど、今回も追加のお金はかからない。ありがたや。

歯型は、初回こそアナログにとったが、それ以降は、口の中にカメラだかなんだかの機械を突っ込んで撮影した3D画像だけで作成しているようだ。その撮影作業中、口を開いたり閉じたり、歯を噛み合わせたり緩めたりを何十回も繰り返すことになるんだが・・・実はこの日、私は眠くてたまらなかった
というのも、前日の睡眠時間が2時間だったのだ。
いや、これはもう、言い訳のしようもなく100%私が悪い。だがしかし、いくら反省したところで眠気には勝てない。そのうえ、状況が眠りに適しすぎている。目にはタオルが乗せられているし、体勢は仰向けだ。室内は暑くもなく寒くもなく、静かで空気も清浄。たとえ睡眠不足でなくとも、これは寝てしまうだろ・・・。
おねえさんが言う。
「開けてください」
私は口を開ける。
「噛んでください」
噛む・・・
「噛んでいてください」
んあ!?
ほんの数秒のうちに意識は遠のく。いや無理。これ無理。
私のせいで作業が一向に進まず、おねえさんの声がどんどんでかくなる
「開けていてください」
「開けていてくださいね」
「開けていてくださーい」
おねえさんは苛立ちが頂点に達したのか、とうとう口を開けたときの顎を押さえにかかった。閉じられてなるものかという気迫すら感じる。
うわあああすっげえごめんなさいいい。
開いておきますっ、もう寝ないっ、やれるっ、などと思うそばから
「開けていてくださーーい!」
うを・・・。
今度こそちゃんとこの口を開けたままにしてみせ・・・
「開けていてくださいねーー!」
はうあ・・・。
どうにもならなかった

奇跡的に作業が終わり、おねえさんが話し掛けてきた。
「すみませんでした。時間がかかってしまって」
「えっ!? いえ!? こちらこそすみません、睡魔が・・・」
「あ、そうだんたんですね。よかった~」
「は? え・・・は??」
「口を開けたままで顎がお辛いのかと思っていました。そういうことならよかったです」
うあ・・・お、おねえさん・・・!!
いるんだな。世の中にはいるんだな。白い心の人が!
私なんぞにゃ思いも寄らない善人ってのがさ・・・。
顎押さえられて「めっちゃ怒ってるーー」とか思ってた私黒すぎる。
補助しようとしてくれてたんじゃん。
でかくなる声も、ひょっとしたら励ましてくれていたのかもしれない。
ほんと申し訳なかった
今さらだけど目が覚めたよ。色んな意味で。

なお、訊こう訊こうと思っていた水洗浄歯ブラシについては、ごく短い回答を得て終わった。
「いいと思いますよ」
ほうほう。いいですか。なら検討の価値はあるか。
しかし、「お勧め」という感じでもなさそうだ。
この医者は、「歯磨きは優しく」ということを毎回言ってくるが、道具への拘りは見せたことがない。歯科衛生士などはフロスを勧めてくるけど、それもしない。
だから多分、水洗浄歯ブラシも「優しい」から「いい」のであって、その方法を格別すばらしいと思っているわけではないんだろうな、と解釈した。
その証拠に、他の手段として試しに挙げてみた歯間ブラシについても、「いいと思います」と答えた。
水洗浄歯ブラシも歯間ブラシも「いい」の度合いが変わらないのなら、先に検討すべきは歯間ブラシだろう。
なんせデメリットが格段に少ない。
水洗浄歯ブラシは、なんだかんだ高いし面倒だし場所をとる。個体差はあるだろうけど、歯間ブラシのそれとは比べものにならない。

次回の検診は、今のところ未定だ。
新しいマウスピースができたら連絡くれるらしいので、それを待つことになっている。
とりあえず、それまでの間に優しい歯間ブラシでも探してみようかな。

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『聖剣伝説 Legend of Mana』アニメ化!

2021年6月24日にリマスター版が発売された『聖剣伝説 Legend of Mana』が、2022年にアニメ化されることになった。

アニメ『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-』公式サイト (mana-lom-tc.com)

も、なんなの・・・!?
なんなの、ここ最近の一昔前のもの復活ラッシュは??
リマスター版が出たときのムービーが意外にもアニメだったのは、アニメ化の予定があったからだったのか・・・?
ちなみに、サブタイトルは「The Teardrop Crystal」。つまり「珠魅」たちの話。いわゆる「宝石泥棒編」だ。
前述のムービーにおける真珠姫と瑠璃のシーンでクラクラしていた私にはたまらない。たまらないよっ!
サボテン君もきっと出るよね? 出て動くよね?? はああああ!!
この歳になって、ゲームだアニメだと騒ぐことになるとは思わなんだ・・・すごいな令和。

なお、いつから放送なのかはまだわからない。
わかったら、また書く。

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『ムーミン』のお部屋ライト

最近心がざわざわと落ち着かないので、癒やしになりそうなものを買ってみた。
優しいフォルムと灯りが、寝室によさそうだったし。

ムーミンお部屋ライト

ムーミンお部屋ライト(点灯)

↑ MOOMIN お部屋ライト(上:無点灯、下:点灯)

いいでしょう?
しかもこれ、ぷにぷにしてんのよ。ふふふ。

トーベ・ヤンソンの『ムーミン』シリーズは全部読んでいて、私は断然スナフキンおよびヨクサル派なんだけど、でもそれは彼らの自由な生き方に対するリスペクトなんだよね。すなわち、私が彼らから得ているのは癒やしではなく、どちらかといえば興奮なわけだ。したがって、彼らは寝室のインテリアには向いていない。寝られなくなってしまうからな。
そこいくと、ムーミンやニョロニョロの存在は癒やしそのものと言える。あくまで私個人の感想だが。
大昔に、ニョロニョロのソーラー式お庭ライトを買ったときもモーレツに癒やされたしな。まあ、庭はないんだが。

ところで、買ってから知ったんだけど、このムーミンライトには、1時間で自動消灯する機能がついている。実に気が利く。そういう大事なことは、もっとちゃんと主張しておくべきだと思うぞ宝島。
なお、このほわんとしているように見える灯りも、寝室で試したら結構明るくて驚いた。
とはいえ、寝られないほどではないし、とりあえずかわいいのでそんな小さなことはぶっちゃけどうでもいい。なんならライトである必要もない。キミはそこにいてくれるだけよい。その存在自体が癒やし。この安らぎは、本気で好きなキャラからは得られない。

ジュディ・オングの『魅せられて』の歌詞に「好きな男の腕の中でも違う男の夢を見る」ってのがあるけど、こういうことか~、と思った。
たぶん違う。

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