戦争中の国に千羽鶴を送る【毒】

この報道を見たときは、本気で「冗談でしょ?」と思った。戦地に千羽鶴を送るなんて、どうかしている。何を勘違いしているんだ。頼むからやめてくれ。

平和な国の平和ボケした人たちが自己満足で送りつける善意が、今まさに命が脅かされている人たちの何の役に立つっていうんだよ?
「あなたたちを想っています」と伝えたいの?「私たちこんなに祈りました」って見てもらいたいの? なんで? 感謝されたいの?
祈るのはいい。折るのもいい。だけどなんで送るんだよ?
「折角折ったし」と思うなら(そう思うことがそもそも間違っているわけだが)、募金箱の横にでも飾らせてもらえばいいじゃないか。なのに、どうしてわざわざ送るの? 支援物資だと思って開けた箱に千羽鶴が入っていたときの相手の気持ち考えてみた? 今そんなもんを喜べる状況? 明らかに違うだろ。
彼らが求めているのは、明確な支援だ。なんでそれがわからないんだよ? その手間と金があればもっと有益な支援ができるのに、どうしてあえて千羽鶴を送ることを選ぶのか。それは本当に相手を想っていると言えるのか。

祈りを込めて鶴を折ることは、無論、悪いことではない。好きなだけやったらいいと思う。だけど、それを一方的に送りつけるのは間違っている。絶対に間違っている。
支援で大事なのは、何をしてあげたいかではなく、何が求められているかだ。そんなこともわからんのなら、何もしないほうがまだマシだ。国内でさえ、被災地が最も「いらない」と感じたものは千羽鶴だったってことを、今こそ知るべきだ。誰がどんな崇高な祈りを込めようと、それが現実だ。

この千羽鶴騒動を受けたツイートで、素敵なものがあったので載せておく。

「もう「千羽鶴プロジェクト」ってサイトかアプリでも作りゃいいんちゃうか。 ワンクリックで折り紙1セット分(約100円)の募金ができんの。 募金するたびに折り鶴がピューンってアニメーションがあってクッキークリッカーみてぇに「只今の募金額折り鶴5億羽分です」とか表示したらええやん。←」 / Twitter

なお、ご本人が補足もしていらしたので、ついでにそちらも。

「バズってるからリプ下げしたくないけど、これ何がいいってシステム化したら「何羽分募金しました」ってSNSでシェアできるから承認欲求満たされそうでいいよなって思うのよな。」 / Twitter

この件に関しては、私の好きな作家さんも呟いていたのでそれも紹介しておきたい。
勝手に要約すると、「千羽鶴を折って送るという行為は、相手が知人で、かつ、金や物ではどうにもならない祈るしかないような状況ならば、有りかも」という内容だった。なるほどと思った。

「送るな」と声を上げた人たちも、千羽鶴そのものを否定しているわけではないのよ。ただ、この局面で戦地にそれを送るという行為が常軌を逸しているということに気づかないばかりか、指摘をされても理解できない(しようとしない)人がいるということに心底驚いているだけで。
だから、そんな人たちの自己満も刺激しつつ、迷惑を減らして支援を増やせるこういう案は、本当にいいよなって思う。
誰か作らんかな・・・。

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今日もウクライナのことを想っている【毒】

ウクライナがあまりにも酷いことになっていて、ここ最近娯楽を楽しめない。
私が塞ぎ込もうが、何にはっちゃけようが、世界情勢には露ほども影響を及ぼさないことは十二分にわかっている。それでも、そんな気にはなれない。
例えば、見ていたニュースが終わって呑気な番組なんぞ始まろうものなら、私は即テレビの電源を切る。不快にさえ感じてしまうから。

世界の大半はウクライナの味方で、今回のことを戦争犯罪だと思っているはずなのに、どうしてウクライナはちっとも救われないのだろう。
手を出したら第三次世界大戦になってしまうと言うけれど、そうならないためにはウクライナには犠牲は仕方がないということなんだろうか。ウクライナの人たちが無残に、残酷に、非人道的に殺され、この先も殺されていく、それを助けられないのはやむを得ないということなんだろうか。
世界は、協力して大きな方針を立て、それを実行していく組織をいくつも作っておきながら、こんなにもあからさまな犯罪を、たった一人の暴走を、とめることができない
だとしたら何の為にあるんだ。そんな組織は何の為にあるんだよ。何の役に立っているんだよ。あれやこれやの決議で誰を救えたんだよ。どうしてそんなに非力なんだよ。
国が集まってそれでは、一個人ではなお役に立たない。ほとんどの個人は自分たちの生活で手一杯な「普通の人」で、最高の技術と莫大な資金でもって絶大な支援をしてみせた大富豪とは違う。
私は、その「普通の人」の中でも、とりわけ役に立たないただの主婦だ。なんにも、なんっにもできない。そうしてただ、悪夢より酷い情報を受け取っては苦しんでいる。だがそれが何になる。私が心を痛めたからといって、それが何になる。心労で寿命が縮んだとして、それが何になると言うんだよ。私は何も成せていない。この状況を改善に向かわせるために、私は何もできていない

ロシアに対する経済制裁の影響で物価が上昇して生活がままならなくなっている人もいるだろうけど、あえて書く。私は、ロシアへの制裁は全然足りていないと思っている。制裁を増やせばこちらの苦しみも当然増えるが、それでもだ。だって、私たちにできる戦いなんて、それに耐えることくらいしかないじゃないか。
なのに、なんだ。こんなちっぽけなのか。こんなもんなのか。ウクライナの人たちの絶望を知りながら、これっぽっちの苦労しか負えないのか。この国はもっとできるんじゃないのか。もっと頑張れるんじゃないのか。「支えたいんだ。苦労を強いることになるけど耐えてくれ。この状況を変えたいんだ。救いたいんだ」そう言ってくれよ。やってくれよ。やってくれよ。

私は大学時代、第二外国語としてロシア語を選択していた縁もあって、ロシアはちょっと好きだったんだ。だから、今回の侵攻はプーチンが暴走しただけでロシアも被害者なんだと思っていたかったんだけど・・・残念ながら現実は違う。
プーチンの「支持率83%」は、ガチだ。あれだけ叩かれたプルシェンコでさえ、直近のアイスショーで「Z」を掲げてしまった。無論、プーチンを恐れて本音を言えない人はいっぱいいるだろう。けど、根っから洗脳されている人たちが山ほどいることは、もう疑いようがない。私が長年抱いてきたロシアへの淡い思いは消えてしまった。ロシアの中からロシアを変えることは、きっとできない。

なぜ信じてしまうのだろう。
正当な侵攻など存在しないのに。

しかし、重複するが、私がこうして苦悩していても世界は何も変わらない。私が無駄に憔悴していくだけだ。
とはいえ前向きにはなれないので、せめて少しでも気持ちが上向くことはないかと、家の中をウロウロしてみた。何もできなくても時間だけはあるのよ。引きこもりなんで。
で、これを見つけた。

ウクライナカラーのぬいぐるみ(スライム&ゴメちゃん、てのひらモッチ)

↑ スライム&ゴメちゃん(左)、手のひらモッチ(右)

ウクライナカラー!
どうよ?
ああ、なんかちょっと元気出た。気がする。

ウクライナカラーの雑貨(CDケース、制汗デオドラント)

↑ CDケース(左)、ギャッツビーの制汗デオドラント(右)

もう一丁!
意外とあるんだな、この配色・・・。
あ、いまちょっと面白いと思ったぞ。いい感じ。

先日、ロンドンのギャラリーが、エドガー・ドガの絵画『ロシアの踊り子たち』を、『ウクライナの踊り子たち』に改名したという記事を読んだ。絵の中の人が身につけている飾りがウクライナカラーだったので、この機に変えたらしい。まあ、変えたからどうなるってわけでもない。でも、いい戦い方だと思った。武力行使の代わりにできることは経済制裁だけじゃないんだぞと。スポーツ界も、芸術界も、精一杯戦っているのだ。

そんな中、この無能な引きこもり主婦は、こうしてウクライナの色を集めて気力を奮いながら、僅かばかりの不自由に耐えるという戦いをしていくほかない。
だから、頑張ってくれ日本。もっと頑張れるよ。そうして一刻も早く状況を改善させて、一人でも多く救ってほしい。
私もそのために頑張りたい。

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将棋の羽生さんがTwitter始めた

私は将棋は全然わからんのだが、羽生善治という人のすごさはある程度わかっているつもりだ。
そして、なんとなく応援してきたという自覚がある。心の中でだが。
そんな対象であった人が、Twitterを始めた(羽生善治 @yoshiharuhabu)と知って驚いた。というか、今までやっていなかったということに驚いた。そんで、どれどれと思ってちょっと見てみて驚いた。
なんと、開設当日にフォロワー数17万超え
やはり、すごい人であったようだ。

私は今のところフォローはしていないが、チェックはしていこうと思っている。
で、早速、紹介されていた「新・将棋会館建設プロジェクト【第二期】」なるクラウドファンディングを覗きにいって、支援をしてきた。
やだあー。羽生さんのアクリルスタンド届いちゃうー。
てか、グッズはさておき、将棋会館見学ツアーとか、棋士とお茶会とか、羽生さんと対局とか、ファンがぐはっとしそうなネタが色々用意されていて、うまいなぁと思った。クソ高いけど。

羽生さんは、A級とかいう最高ランクからは陥落しちゃったみたいだけど、それを機に(というわけではないかもしれんが)、こうやって新しいことに挑戦する前向きさは、すばらしいよね。
私は金と銀の違いもわからんほど将棋には疎いけど、それでも羽生さんのことは応援していたいなぁと思っている。
というのも、書店という書店が、所狭しと羽生七冠の本を並べていた頃のことをよく覚えているんだ。
単純に衝撃を受けたのね。将棋という枠を跳び越えちゃったこの人は、ただ者じゃねえと。
そうして実際、長きにわたりただ者じゃないっぷりを見せつけてくれたわけだよ。それが私は嬉しかった。
すげえ人が、期待通りすげえ人で居続けてくれた。
そのことが、近い世代として、同じ日本人として、ずっと誇らしかった
だから、感謝している。
クラウドファンディングを紹介してもらえたのは、大変よかった。
だって、こんなことくらいでしか恩返しできないもんな。
まあ、アクリルスタンドはもらうけれども。

なお、旦那にこの情報を伝えたら、すぐさま興味を示した。
ああ、銘板? って、それ50万円・・・え、100万円? は? 300万円のもある? いや、さすがにそれはどうなのよ?? 毎週NHKの将棋番組を欠かさず視聴しているクラスタは桁が違・・・いやいやいやいや。
まあ、返したい恩でいったら、あなたは私の50倍くらいは余裕であるのかもしれないけどさ。

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歯列矯正 -14 Newマウスピース(12/33個目)

定期検診に行って参りました。
経過としては何も問題なし。いつも通り歯の掃除などやっていただき、5,500円支払って終わった。滞在時間は30分くらいだったと思う。

さて。
旧マウスピースから数えると45個目。すなわち、矯正を始めてから約450日が経過したことになる。
実感としてどうかというと、歯並びとしては綺麗な状態だ。マウスピースの形も全然いびつじゃない。
ただ、歯と歯の間の下部、歯茎との三角形の隙間があちこちすごくて、何食べても詰まってしまって困ってる。歯ブラシじゃうまく磨けないし、フロスでも取り切れないって感じで。
このすごい隙間が、果たして残り21個で埋まるのか、正直不安だ。
水流方式の口腔洗浄器なんぞを物色してしまう・・・。
というのも、定期検診でやってくれる歯のお掃除が、まさにそれなんだ。
当然ながら、水圧だとか細かい部分はプロ仕様なんだろうけど、いつもそれで歯と歯茎の隙間なんかを重点的に掃除されているから、たぶん効率がいいんだろうなって。
歯ブラシの圧で歯茎を下げちゃった私としては、汚れが取れないからと長々磨き続けることに毎回ビクビクしているわけで、だったら、しっかり取れるし歯茎にも優しいであろう文明の利器を導入するのはありかなって。
この隙間と歯磨きの悩みについては、次回の検診で先生に相談してみようと思う。
って、あと2ヶ月先か。
それまでこのまま・・・?
うーん・・・。

なお、マウスピースは相変わらず10日ごとに交換しているんだけど、最近は新しいものを付けても、あまり違いを感じない。
矯正も終盤で、以前に比べて移動が少ないからなんだろうけど、でも隙間があるからさ・・・。逆に心配だ。

ま、とりあえず、もう2ヶ月。

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結晶の変化を楽しむオブジェ

癒やしになりそうなオブジェを見つけたので、即買いしてみた。
日々の結晶の変化を楽しむものらしい。

Tempo Drop mini テンポドロップ ミニ

↑ Tempo Drop mini(テンポドロップ ミニ):楽しいインテリア北欧雑貨店 kakko (rakuten.co.jp)

店の説明はこうだ。

「19世紀ヨーロッパで主に航海時の天候予測器として使われいた 『ストームグラス』 をモチーフにしています」
「季節によって景色が変わるように、日々変化する結晶の様子をお楽しみください」

届いた直後の状態は、運搬時に相当シェイクされたのか結晶が粉砕されているような状態で、単に白く濁ったものが沈殿しているようにしか見えなかったんだが・・・ちゃんと変わっていくのかな?
と思ったら、説明があった。

「お手元に届いてから、室内環境になじんで結晶が安定するまでに約1~2週間程かかると言われています」

うへえ。そんなにかかるのかー。
定位置作って定点観察するかなぁ。どこがいいだろう。やっぱ窓辺かな。
と思ったら、それも説明があった。

「直射日光が当たる場所には、危険ですので飾らないでください」

あぶねえ・・・。
そんじゃどうするか。結晶が育ちやすい場所とかあるならそこに置くけど・・・。
と思ったら(略)

「ストームグラスは特に気温の変化に反応します」
「設置する際は空調機が直接当たらない、気温の変化が起こりやすい玄関などの場所がおすすめです」

それはつまり、玄関一択じゃねんですかい?
というわけで玄関に設置。
・・・この、玄関で何かを観察する体勢、既視感あるな・・・。
ああ、椎茸栽培セットか。
そういや、結晶栽培キットってのもあったな。
イイ結晶なんかできちゃったら、テンション上がるんだろうなぁ。

って、趣味が渋いな。
最近はゲームもやらんし、なんか急激に落ち着いてしまった気がする。
今からこんなじゃ、この先一体どうなってしまうのだろう。
私が観察すべきは、自分の変化なのかもしれん・・・。

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ホワイトデー2022

先月、バレンタイン用に買ったチョコの写真を載せたので、今月は、そのお返しとしていただいた品の写真を載せてみる。

お義父さんから届いたチョコのお返し

↑ お義父さんから届いたチョコのお返し

いや、何。なんだこの量。尋常じゃねえ。
そして渋い。渋すぎる。好きだ

驚くべきは、これ全部レターパックに詰めっ詰めで贈られてきたこと。
もう、面白いのなんの。四次元ポケットかってくらい延々出てきて。
賞味期限が長いものばっかりってのも、ホントありがたい。
ゆっくり楽しませていただきます。
ありがとうございました!

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ロシアのウクライナ侵攻を感情論で理解した【毒】

私には政治的なことはわからない。わかろうと思ったところでわかるとも思っていない。
けど、何が起こっているのかは、浅くとも把握しておきたいと思っている。
ニュースはそのために見る。
「知りませんでした」では済まされないことが、世界中で毎日起こっている。
ロシアのウクライナ侵攻もそうだ。
だけど、どうにも理解できなかった。
ロシアがそうまでする理由が、まったくわからなかった。

そんな折り、テレビでとある解説者の話を聞いた。
「今回のことは、かなり感情的な面が強く出ているなという印象です」
え、そうなの?
「というのも、ロシアとウクライナは元々一つの国だったんです」
「だから、プーチン大統領はウクライナを兄弟国と位置づけて、格別の扱いをしてきたんですね」
「そのウクライナが、ロシアから離れて、敵対するNATOに行ってしまう」
「プーチン大統領としては、それは受け入れられない。まさに『越えてはならない一線』だったわけです」
あー・・・。
「それに、ロシアにとってキエフというのは、日本でいうところの京都のような存在なんです」
はあー・・・なるほど・・・。
なんか、すげえ納得した。

細かい事情や口実、その裏なんかは相変わらず全然わからない。少しかじったところで本当のことなど私ごときに見えるはずもないので、知ろうとも思わない。
ただ、プーチンの本意が何であるにせよ、その片隅に「大事なものを奪われてたまるか」的な熱情があるということはわかった。
けど、それは極めて一方的だ。言うなれば、

「オレとおまえは一心同体だったじゃないか。今でもおまえはオレにとって特別な存在なんだよ。こんなに大事に思っているのにオレから離れようとするなんて許せない。おまえはオレのものだ!」

て感じか。思い込みが過ぎる拗らせ片思いかよ・・・。
無論、もっと腹黒い政治的な云々が根っこにあることは薄ら耳にしている。ソビエト再建を目論んでいるとかなんとか・・・。でもそんなん難しすぎてわからんち。

言えるのは、感情に火がついている人間には何を言っても無駄ということだ。
誰もが誰かに対して一度くらいは実感していることと思うが・・・強く思い込んで感情的になっている人には、どんな言葉も届かないし、どんな手も効かない。
「オレは核持ってんだ、邪魔するヤツは覚悟しろ」などと公言しちゃえる心理状態の人間が、軍を操り、国際社会の場で拒否権まで持っている。状況としては最悪だ。
その上、安保理のロシア非難決議では、中国やインド、アラブ首長公連邦までもが「棄権」した。マジでどうかしとる
ついには「第三次世界大戦」なんて言葉まで出てくる始末。こんな事態を引き起こしたのが、たった一人の人間ですよ。たった一人くらい、なんで止められなかったかなって・・・。

世界はコロナでそれどころじゃなかったはずなのにな。いや、今だってそれどころじゃないはずなんだよ。
いっそ、コロナにかかって重症化してしまえばいいんだ。
「あなたの治療をする人は、あなたが始めた戦争で死にました」
そう言われてしまえばいいんだ。

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Kindle共有も考えたけど・・・

息子が英検の筆記試験に合格した。
それゆえ、月末の面接試験に向けて最新の問題集など買ってやろうとネットを彷徨ったのだが、どこも品薄でとても間に合いそうにない。
「一次の合格がわかってから買えばいい」と思っていた人たちがこぞって買ったのかもしれない。考えることはみんな同じようだな・・・。いや、私は違うぞ。私は問題集が一次試験用と二次試験用とで分かれているということに気付いていなかったのだからな。威張って言うことではないが。

しかしどうするか。数年前に出版された問題集でもないよりはマシだろうか。これなら明日にでも届くぞ。
いやしかし、こういうものは年々変わっていくから、情報が最新であるに越したことはない。折角一次試験が通ったのだから、できる限りのことはしてやらねばなるまい。

在庫のある店はないかと探し回って数十分。結局見つけられなくて、Amazonに戻る。「もう、古いやつでも・・・」と諦めかけたそのとき、私はようやくその存在に気が付いた。
電子版だ。
これなら即、手に入るじゃないか・・・!
あまりにも馴染みがなくて素で流してしまっていたが、その手があった!
・・・だが待てよ? Kindleには以前私が買ったものも入っているはずだ・・・。今はプロになられた作家さんが同人時代の作品をKindleに出したと知って秒で買ったやつとか・・・。いやいや、見られて困るようなものではない(はず)だが、なんとなく・・・なんとなく嫌じゃないか・・・。
単純に、「息子の端末(iPad)にKindleを入れて私のAmazonアカウントでサインインすれば共有できる」と思っていたけど、その方法だと、息子は私のAmazonアカウントで買ったすべてのKindle本を見ることができるようになってしまう。家族とはいえ、安直に共有するべきではないのではないか・・・。
じゃあ、どうすればいい?
電子書籍を買うのは私だが、見るのは息子。共有にしてもいいが、購入済みの全書籍をオープンにはしたくない
そういったときは、どうしたらいい?

手当たり次第にそれ関連の記事を見て回ったところ、いくつか方法があるということがわかった。

【方法その一】
“共有して親アカウントから「配信」という形をとれば、見せたくないものは見せずにすむ”
Kindle端末という専用の端末を使えばできるらしい。うちにはないし、買う予定もないので、これは不可。

【方法その二】
ファミリーライブラリを利用する”
→これが日本にもあれば解決だったが、米国にしかない。なぜだ。

【方法その三】
子のAmazonアカウントで買い、親が支払う
→息子はAmazonアカウントを持っていない。作るか?

【方法その四】
Kindle用のアカウントを作る
→共有するならこれがよさそう。規約は知らんけど。

その三、その四について、もう少し考えてみる。
まず、【方法その三】について。
息子のAmazonアカウントを作った場合。
無論、息子がアカウントを持つことは問題ない。もっと言うと、そういうことにもちょっとは興味を示せと思っているくらいだ。
うちの息子は他力本願な性格で、自ら動くということがこれまでほとんどなかった。だから、自分のアカウントが、自分に必要なものは自分で探して自分で選んで自分で買うという経験を積むきっかけになるなら、願ったり叶ったりだ。喜んでアカウントを作ろう。
ただ、問題はその支払いをどうするかということだ。
さすがに、息子のアカウントの支払いに親のカードや口座の情報を入力するわけにはいかない。かといって、一度きりならまだしも、毎度コンビニ払いや代金引換ということになると、手間や手数料がストレスになってしまう。
ならどうするか。
私が「これだ!」と思ったのは、Amazonギフト券。これを私のアカウントで買って、息子にメール等で送る。親としては必要な金を手渡しする感覚に近いし、子としても、それを買うためにそれだけの金が必要なんだと認識できるので、なかなかいい手なんじゃなかろうか。

次に、【方法その四】について。
うちの場合は息子さえ読めりゃいいのでわざわざ共有する必要はないんだが、それ用のアカウントを作っておけば、共有したいものはそっちのアカウントで買うという選択ができる点は魅力的かなと思う。ただし、重複するが、アカウントに関する規約がどうなっているのかは知らない。
いまや一人が複数の端末を所有する時代だし、自分用Kindleはスマホに、共有KindleはPCに、といった具合に使い分けることは、物理的には可能だ。

さて。結局うちはどうしたかというと、【方法その三】を選んだ。
ここに至るまでに二時間ほどかかったが、納得して選ぶことができたので不満はない。
なお、当然ながら、息子がそのアカウントを使って自分の金で買い物を楽しむのは自由だ。きっといい社会勉強になる。むしろやれ。
しかし今はいかん。
今やるべきは、二次試験の勉強なんだからな。

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バレンタインチョコ2022

バレンタインデーが近付いてきた。
毎年この時期になると珍しいチョコがたくさん売り出される。そういう意味では好きなイベントだ。
私は義理だの本命だのと気にしてチョコを買ったことはなく、単にチョコとして「可愛い」「美しい」「面白い」「珍しい」「おいしそう」と思ったものを買う。そして、それを対象者に振り分けるということをしてきた。余ったり足りなくなったりするのは困るので、数の調整はするけれども。
で、今年はこうなった。

7人分のバレンタインチョコ(ルピシアグルマン&リンドール)

↑ 7人分のバレンタインチョコ(ルピシアグルマン&リンドール)

今年は、最初にチェックしたルピシアグルマンがいい仕事してたんで、そこのが大半になった。「いいのないなぁ」ってなると、サイト巡りをすることになってどえらい時間がかかるんで、助かった。
折角なんで詳細など紹介してみる。

ラ・モリーナ ボンボンショコラ缶(ヘーゼルナッツ入りチョコ)
カートライト&バトラー ダークミントチョコレート缶
レザンドレ・オ・ソーテルヌ“貴腐”(レーズンチョコ)
ザ・ロールショコラ アソート
ラビトスロワイヤル ルビー(いちじくチョコ)
クルイゼル ポムドテール ジュートサック(4層チョコ)
ルピシア ショコラテ カレ(ダージリン&抹茶)
リンツ リンドール テイスティングセット
リンツ リンドール ギフトボックス

リンツ以外は全部ルピシアおよびルピシアグルマンで購入。
今見たら、完売になってるのばっかりだった。あぶねえ・・・。

ちなみに7人てのは、旦那息子実父実母お義父さんお義兄さんだ。若干「え? バレンタイン?」てメンツが混じっている気がしなくもない。そのうちの一人であろう〝実母〟は、数年前に突然「お父さんにだけズルイ!」と異議申し立てしてきたことをきっかけに対象者となった。〝私〟は、チョコの選び方が前述の通りであるため、「すごくイイけど、これを贈るに相応しい対象者がいない!」といった場合に登場するんだが、なんだかんだ毎年登場している。
なお、この7人から私を除いた6人の中で、ホワイトデーにお返しをくれるのは、お義父さんと実母だけである。生真面目なお義父さまありがとう。実母は、経緯からして当然だと思うが。

それはさておき、リンツのチョコに同梱されていたオマケを見て!

オマケでもらったリンドールの新作「さくら&クリーム」

↑ オマケでもらったリンドールの新作「さくら&クリーム」

新作だって! わあい!
てか、私リンドール食べたことないんだ。初めて買ったし。だからこれは私がいただいちゃおうかな!?
初リンドールが新作の特殊フレーバーってどうなんだ、とはちょっと思う。
どれどれ・・・おー・・・1個約12g、およそ70kcalですか・・・。
70kcal っつったら、だいたい・・・ごはん43g、オートミール18g、レーズン21g、はちみつ20g、アーモンド11g、カレ・ド・ショコラ88% 2枚半、牛乳110cc・・・
いかんいかん。これを食べないで普段食べているものをかさ増しするほうが幸福度が高いんじゃないかなどと考えてはいかん。なんて楽しくない生き方だ。絶対人生損してる。
いやしかし、これ1個食べるために、これだけの量を減らさなければならないのかと思ったら途端に憂鬱に・・・ならんならん! 考えてはならん!

というわけで、勢いでいただきました。
淡いピンクの可愛い見た目、おしとやかなサクラの風味、まろやかな舌触り、そしてモーレツな甘さ。なるほどこれがリンドール。1粒の存在感と満足感は、70kcalの価値があるのかもしれない。普通の味は知らんけど。

私が贈るチョコも、あーだこーだ言いながら楽しんでもらえていたらいいなぁ。
感想聞けるのはいつも旦那だけなんで、時間掛けて選んで奮発して買っても、実際喜んでもらえたかどうかわからんの、実は結構悲しい。

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校正の資格を取りたい -01 きっかけ「拘りを正当化したい」

文章の細かいところに反応するのは、むしろ理系人なのではなかろうか。
文学的なことはよくわからない。しかし、理系は言葉のルールや一貫性などに関しては、かなりシビアな目で見ていたりする。少なくとも私はそうだし、旦那もそうだ。なんなら息子もそうだ。
「いやいや、文系はそんなの当然に見た上で、もっと深いところを見てますから」とでも言ってもらえれば「ですよね」と思って終われるんだが、生憎私の周りにそんな文系人はいないので、冒頭の思いに至っている。

何が言いたいかというと、その細かい拘りを「理系だから」と言い訳する自分がウザったい

でも、大賞を受賞するような作品を読んでいるときには、そういったことはまず起こらない。私ごときが「ん?」と思うような箇所などないからだ。
じゃあ何に対してウザイ自分が発動しているのかというと、二次創作小説にだ。
二次作品は大抵は素人が書いているし、そもそもそんな目で見るべきジャンルではない。みんなが欲しているのは正しい文章ではなく、原作では叶わない推しキャラのあれやこれやだとわかっている。
わかっているけど、細かいところに目が行ってしまうんだよ。そして、それを言い訳しようとする自分が嫌なんだわ。

これを解決するにはどうしたらいいのか。
素人作品は読まない? イヤだよ。読みたいよ。
拘りを捨てる? それをしたらおしまいでしょ・・・。
それじゃ開き直るしかないじゃないか。
そもそも、自信がないから言い訳をするのだ。もっと堂々と拘れ。堂々と拘れるようになれ。拘りを正当化しろ。

そもそも私が拘っているのは主に文章中の正誤なので、そこに反応すること自体は正当なはずだ。にも関わらず言い訳をしてしまうのは、「何様だ」という思いが自分の中に強くあるから。
そりゃそうだよなあ。実際、何者でもないんだから。
じゃあどうすればいい。
「何様だ」と思うんだから、「何様です」と思えるようになったらいいんじゃないか?
つまり、細かいところに拘って当然と思える何者かになる
それは何だ?

校正者だ。

校正とは、簡単に言えば表記をチェックして正す作業のことを言う。
実は、大学時代に趣味でちょっとだけ囓ったことがあるんだが、扱うのは主に文章なのに、頭の中はロジカルだったという記憶がある。細かいことを気にしちゃう理系がその特性をうっかり文章に向けちゃった時に逃げ込む場としては最適なんじゃなかろうか。
これを本格的に学び直せば、私は校正の資格を持つ者になるわけだから、その拘りはあって当然ということになるはずだ。
「またそんな目で」と思っちゃっても、「それでこそ私の目」と思い直せる。
「細かっ」と眉を寄せても、「病気っ」と笑って流せる。
とんでもない開き直りだ。
しかし、自分らしさ全開でいられる幸せ。表に出しさえしなければ波風が立つこともない。平和な解決策ではないか。

善は急げ。

調べた結果、「校正士校正実務講座)」および「校正技能検定日本エディタースクール)」なるものを発見。
早速夫に話してみる。

私「金と時間を使いたい」
夫「ほう?」
私「資格を取ろうかと」
夫「新たな仕事を開拓するの?」
私「しない。拘りを正当化したいだけ」
夫「ふうん。いいんじゃない?」

1分で終わった。

加えて、校正に関連して日本語検定の勉強もしてみようと思い立った。正しい日本語をわかっていることは校正の大前提だと思うし。
いかん、メキメキやる気になってきた。気分屋はノルとやり過ぎるのでちと怖い。
思った通り、いきなりテキストを買い込んだ。

日本語検定 公式テキストおよび問題集

↑ 日本語検定 公式テキストおよび問題集

わあ! いい眺め! 楽しそう! 私ったら実は文系だったんじゃない!?
それはない。断じてない。

勢いで飛びついたが、今さら急ぐことでもないので、学習は気が向いたときにマイペースで進めるつもり。
てか、本来勉強はそうでなくっちゃいけない。学生時代に試験勉強で詰め込んだものなんて、何一つ覚えてないもん。まずは楽しまないと。
なお、校正の勉強は春頃から始める予定。

このレポの需要は不明だけど、私が楽しいので、たぶんまた書く。

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