日曜討論の尾見先生【毒】

横浜市長選投票日の8月22日、たまたま日曜討論 – NHKを見た。
話題はコロナだ。
画面右手には西村大臣と尾見先生、左手には感染の専門家、訪問診療やってる医師、あとなんだったか忘れたけど専門家、という構成だった。
前にも書いたが、私は尾見先生はすげえ人だと思っている。
知識や努力や危機意識は当然として、それが伝わらない、空回りしていることへの強い嘆きと焦りを隠さないこと、そしてそれをなんとかしなければと、本来ならお門違いの分野にまで足を突っ込んで学ぼうとしていること、そういった姿勢に心底感服しているからだ。

で、日曜討論だ。
やばかったわ・・・。尾見先生の悲嘆が・・・。
思いっきり顔に出てます先生。絶望的な顔してます。
一緒に見ていた息子も、深刻な話だというのに爆笑。
しかしまあ・・・申し訳ないけど、笑っちゃうくらいの顔なさってましたよ。
先生をそこまで落胆させたのは何かと言うと、テレワークが今一歩浸透しない理由として専門家が口にしたとある事柄だ。
「できるけどしない」のは、何も会社側や物理的な問題だけじゃないんだと。
家族に嫌がられて居心地が悪いからやりたくない、てのもあるのだと。
尾見さんが訴え続けている危機は、未だにそんなもんと天秤にかけてしまえる程度の認識でしかないってことですよ。一部の人たちにとっては。
そりゃ、あんな顔もするわ。
あの表情を逃さず捉えて全国に流したNHKのカメラマンは優秀だったと思う。
少なくとも、うちの息子には響いた。
なお、息子の期待を裏切らず、以降も尾見さんの顔芸は続く。
若者の関心は、社会ではなく、自分のコミュニティに向けられている」との専門家の言葉に、渋~~いお顔。息子むせび笑う。
さらには、どうやって若い人たちに発信したらいいのか、どうしたら浸透させられるのかで日々悩んでおられる先生の、「こういう番組は若い方も見るだろうから」は、あまりにも痛々しかった。
先生・・・見ないです。若い人はNHK討論見ないです・・・
先生の努力も虚しく、若い人たちとの感覚や感性の溝は埋まりそうにない。
今日もきっと、その声は届かなかった。

政府は発信の専門家も雇って、本気になるべきではないのかな。
優秀な人たちを抱えているだけじゃ駄目なんだよ。
もっとハッキリ、もっと強く、もっと深く訴えかけなければ。
いつまでたっても「お願い」しかできないリーダーシップでは何も変わらない。
何に気を遣っているのか知らないが、そんな場合ではないだろう!?
そんなもの、美しくも優しくもない。
その愚かな「甘さ」が、この段になってもなお、国民の意識に余裕を持たせ続けていることは間違いないのだ。

今や医療は、中等症Ⅱという本来だったら即入院というレベルでも、酸素を渡されて自宅に戻されるという崩壊っぷり。
その上、その酸素さえ十分な量はもらえないという。
こんなことになっても、往診に来てくれる医者に対して「周りに知られたくない」という理由で、「(ウイルスだらけの室内に)入ってから着替えてくれ」などと我儘を言う感染者もいるらしい。そんなヤツは往診してやらなくていいよ。
そもそも、東京においては350人に1人が感染している状況だというのに、知られたくないもクソもない。もはやそこら中にいる。
むしろ、「ここにもいますよ。気をつけてね」と発信したほうがずっと印象いいんじゃないか?
自分のことしか考えないヤツは、人の世話になる資格などないと思う。

つい色々書いてしまったが、毒を吐きたかったわけじゃない。
尾見先生の尊さを叫びたかったのだ。
私にできることは、これまで言われてきた対策は当然として、あとはワクチン接種かな・・・。
予約サイトにアクセスしてもまるで機能していないの、もうちょっと待ったら解消されんのかなぁ。
つーか、どこだろうと券あったら打てるようにしてくれたらいいのに、「市内のみ可」とかつまんない条件つけやがって、打たせたいのか打たせたくないのかどっちなんだよ!?
誰もが市の中心に住んでるわけじゃねんだぞ。うちなんか、最寄りの医者は他県。2番手も他県、3番手でも市外だ。
緊急事態宣言下だというのに、ワクチン打つために遠出させられるとか本末転倒だろ。

この話題で毒を吐かずに済むわけがなかったな・・・。
皆様ご自愛下さい。

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創作と評価

実は、ほんのちょっこし創作の世界に足を突っ込んでいる。
好きがあふれて、かつ供給では満足できなくて、100%自分のために始めた。
にもかかわらず、人ってのはどうしてこう、他人の評価を気にしてしまうのだろうね?
わかっちゃいるんだよ。
なぜなら、そこに評価があるからだ。
評価されてしまうから、気になってしまう。
そんじゃ見えなくしちまえばいいじゃねえのよ。そういう機能もあるだろ。
いやいや、見えなくしても、なくなりはしないじゃん?
あるものは気になる。
そういうことだ。

ここに至って、思い知るよね。
私は自分を弱い人間だとは思っていないが、気にしているという時点で負け組なんだろうなぁって。
誰かとの勝ち負けってことではなく、自己評価が下がって「自分なんか」と思い詰めてしまうってこと。
単なる数字なのに
弱くはないはずの私でさえ、心がざわつくんだよ。

数ってのは怖いもんで、多い方が「より良い」と錯覚させる。
けど、そうかと思うと、いくら多くたってまるで役に立たないことだってあるんだ。
署名とかデモとかさ。
どんだけ集まったって、見向きもされずに無駄になったりする。
こっちは、こんなちっこい数字に怯えてるってのにさ。
数って何なんだろうな?

まあ、とはいえ私の結論は、「気にしない」だ。
だって、私は私のために活動しているのだから、人の評価とかどうでもいいんだよ。
出し惜しむようなもんでもないから晒しているんであって、評価が欲しいわけじゃない。
スタンスは、そう。
で、興味をもってくれた人たちによって評価が増えていくじゃんね?
で、その数を見るじゃんよ。
気になるじゃんか・・・。
そうして、「前のは良かったのに、今回は全然だった」って思うようになっていくんだよ。
他者と比較することがないだけ私はマシなんだろうが、相手が自分だろうと、比べていることを自覚するたびに「青いなぁ」と思わずにはいられない。
悟りを開きたい・・・。

結論。
創作を続けていられる人は、強い人
とりわけ、低評価で長く続けている人は、べらぼうに強い人。
作品よりもその人をリスペクトしたい。

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スケートボード女子4位の子

スケートボード女子パークをLIVEで見た。
最終的に4位になった子のスピード感が予選から素晴らしくて応援していたんだけど、決勝の3本すべてで45秒やりきることができなかったのが残念すぎた。
最後の最後で、本当に最後の2秒とか、そういうところで落下してしまうのね。
「うああああああおおおおおおおお」と3回も咆哮させられて、オバサンは喉がカラカラよ。
それまでの40秒で素晴らしい技を連発していたから、最後まで滑りきりさえすりゃメダル獲れたと思う。
そんで「もったいない」「最後の最後で大技やってくんなくてもよかった」「落ちないことのほうが大事だったのに」などと、そのあとしばらくあーあーうーうー唸っていたんだけど。
すべてが終わった直後の当の本人のインタビューを見て、まるっきり気持ちが変わった。

彼女は泣いていて、「悔しい」と言った。
最後の技をやり切ることができなくて、決められなくて、と。
インタビュアーが問う。
「何を学びましたか」
その答えが、予想外だった。

「コロナで1年延期になって、その間、だらけてしまって、それが結果に出たんだとコーチに言われ、自分でもそう思った」

私は、この子は4位で正解だったんだと思った。
この子は、今回メダルを獲れなくて本当によかった。
こんなに大きな教訓はないだろう。
この学びを得られたことは、きっとこの子の宝になる。
この子は、一時の栄光よりずっと貴重な、人生における鞭を手に入れたのだ。
そのことを、本人がちゃんとわかっている。
なんて立派な15才なんだろうと、心から思った。

彼女の最後のトライに落胆して「あーあ」などとチャンネルを変えなかった私、グッジョブ。
久々にいいものを見た。


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『天空の城ラピュタ』アクセサリー

『天空の城ラピュタ』が好きなんだ。
パズーの声、良いよねぇ・・・。「おばさんたちの縄は、解いたよ」はあああ。
でも、グッズ的なものは今まで手にしたことがなくてな。
ぶっちゃけ、どうでもいいものや、子どもっぽいのばっかりだったような気がするんだ。
だから、あんまり興味ないなーと思っていたんだけど。
思っていたんだけど!!

ジブリグッズ

↑ 飛行石のストラップ・イヤリング・磁石、テトとジジの磁石

光る飛行石

↑ 言葉に反応して光る、飛行石のストラップ

これはかわいいよね!? ほぼ一目惚れで購入しました。
ジブリグッズを扱っているいいお店(どんぐり共和国そらのうえ店 (donguri-sora.com))を見つけてしまったんだよ・・・。もう、嬉しいやら怖いやら。
だって、あれもこれも買わされてしまいそうじゃない。

ちなみに、ストラップのうち1つは光るのだ。なんと、言葉に反応して!
みんな知ってる「バルス!」と、シータがお婆さんから教わった言葉「リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール」に反応して、それぞれ別の光り方をする。子供だましかな~と思ったけど、案外よかった。

で、思った通り、それを買った直後にまた出会ってしまった。
今度こそ一目惚れでしたね。

ドーラの指輪(正面)

ドーラの指輪(横)

↑ ドーラのリング(真鍮)

これは買うでしょ!? これは大人向けだよ!! めっちゃカッコイイ!!
ドーラのゴーグル! ドーラの三つ編み!「40秒で支度しな」ふあああ。
ちなみに、私の指では左の人差し指がピッタリでした。
もう、おうち時間を幸せに過ごせる予感しかしない
ついでに飛行石のイヤリングも装備してやる。
なんなら、「夜間飛行」という名の香水もつけたいところだ。持ってないけど。

しかし、いっぱい買わされんの怖いなーと思っていたけど、こういうグッズなら大歓迎だよ。
持っているだけで永続的に生活が楽しくなるんだぞ? 安い買い物じゃないか。
効くとも思えないダイエットサプリに金を出すより、ずっといい。

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弱い人

自分から縁を切った人が、一人だけいる。
仲が悪かったわけじゃない。彼女の良いところもたくさん知っている。
一緒にいて楽しかったし、随分笑い合った。
彼女は作業の手を抜くことはなかったし、新しいことを覚えるのも早かった。
また、彼女は料理が得意で、その知識には何度も助けられた。

私と彼女は仕事仲間だった。
同じ業務を曜日で担当していたため、普段顔を合せることはない。
ただ、締め日だけは机を並べて働く。会うのはその時だけだ。
私はその日が好きだった。
毎回、当月におけるお互いのしょうもないミスを指摘し合って、どうしてこんな阿呆ができたのかと腹筋も顔筋も限界まで酷使するのが愉快でならなかった。

けれど、彼女は無理をしていたのかもしれない。
あるいは、途中から何かが変わってしまったのだろう。

あるとき、彼女から電話がかかってきた。
「明日代わってもらえないかな」
体調が悪いと言っていたような気がする。
これといって思うことはない、代われるのだから代わってやる。
ところが、そう日の経たないうちにまた電話がくる。
「明日代わってもらえないかな」
やはり具合が悪いと言っていたように思う。
私は、代われるから、代わる。
この時の私の心境は、正直に言えば「また?」だ。
体調を心配したりはしなかった。
だって私は優しくないから。
ところが、次の電話は「明日代わって」ではなかった。
「しばらく代わってもらえないかな」
通院だの入院だの言っていた気がする。さすがに驚いてあれこれ訊いたはずだが、具体的な理由はまったく覚えていない。
「しばらく」がどのくらいなのかも曖昧なままだったと記憶している。
そうしてその後、彼女は音信不通になった。

どのくらいの間そうだったか・・・。
私は出勤日数が倍になり、収入が扶養控除の枠を超えてしまうことが気になり始めていた。
上司に、事あるごとに「どうなっていますか」と問うが、なしのつぶてだと返される。
そんな折、彼女は突然戻って来た。

締め日、彼女は以前と何も変わらない様子で、「ごめんね~」と仕事を始めた。
健康面のことに首を突っ込むのもどうかと思ったので、
「具合が悪かったんだろうけど、仕事なんだし、連絡はしたほうがいいよ」
と言うと、「うん、そうだよね」と返された。
それで「元通り」にされる。
釈然としないものがあった。

が、「元通り」も束の間。
休日にくつろいでいると、職場から電話がかかってきた。
「彼女が来ない。今すぐ来れないか」
無断欠勤だ。
私は急遽出勤した。
その日の夜、彼女から電話がかかってくる。
「ごめんね。母親の具合が悪くて」
「連絡くらいはできるでしょう」
「ごめんね」
彼女は、ただ「ごめんね」を繰り返す。
うんざりして、一言でも「いいよ」と言うと、途端に別の話が始まって辟易とした。
「休むなとは言わないけど、連絡だけはちゃんとして」
「うん。そうだよね」
もう、悪い予感しかしない。

私は、休みの日でも、職場から電話が来るのではないかと落ち着けなくなっていた。
そうして、思った通り電話は鳴るのだ。
次の休みにも、その次の休みにも。
その間も、夜になればまた彼女から電話がかかってきた。
最初のうちは取ったと思う。
彼女はとにかく謝って、「迷惑かけてごめんね」「もうしないから」「友達でいて欲しい」「仲よくして欲しい」と言う。
けれど、舌の根の乾かぬうちにまた同じ事が起こる。
何度耐えたか忘れたが、ついに私は、夜の電話を取らなくなった。

ある夜、いつもより早い時間に帰宅していた旦那が、電話に出てしまった。
当然ながら私に継ごうとする。
私は、「出ない」と言った。
旦那は驚いたが、継がずに対応してくれた。
彼女とどういうやり取りをしたのか、詳しいことは聞いていない。
だから、何が決め手になったのかはわからない。
ただ、それ以降、彼女からの電話はなくなった。

職場も、彼女をクビにした。
まあ、そうだよなと思う。
彼女とはそれっきりだ。

ひょっとしたら、彼女は何らかの助けを求めていたのかもしれない。
だが、それは発信されなかった。
発信されないSOSなど、私は拾わない
発信できないやむを得ない理由があるならアンテナも張ろうが、そうでないなら捨て置く。
何も、私は「助けてやらない」と言っているわけではない。
助けが必要なら求めろと言っているのだ。
例え何らかのハンデがあっても、頑張って自尊心を高めている人たちがたくさんいるということを私は知っている。
頼まれもしないのに手助けをするのは、エゴじゃないのか。
だから私は助けない。
求められるまでは。

「あんたは強いから、弱い人の気持ちがわからないのよ」
むかし、母親にそう言われたことがある。
確かに、気持ちはわからない。
とりわけ、私にはできないことを、時により平然とやってのける心理は全くわからない。
「弱い人」は、自分を護るために、他者の心を傷付けることがある。
傷付ける勇気はあっても、SOSを出す勇気はない?
そんな気持ち、わかるはずがない。

私には、SOSも出せない相手に「友達でいて欲しい」と伝える気持ちもわからない。
「仲よくして欲しい」と思う相手を繰り返し傷付けてしまえる心理もわからない。
言うなれば「弱い」がわからない。
だって、こんなにも強いじゃないか。

私は、彼女と縁を切ったことを後悔はしていない。
ただ、そうなってしまったことは、今でも残念に思っている。
何を抱えていたにせよ、一緒に笑い合った彼女は、本物だったと思うので。

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社長夫人【毒】

絶対に言わないと決めている言葉がある。
かつて私が言われて、大呆れしたからだ。
それを言われたのは、大学1年のとき。パン屋でのバイト中だった。
誰に言われたのか。
社長夫人に。
なんと言われたのか。

「私を誰だと思っているの?」

ははは。いやほんとに。
何があったのかと言うと・・・いや、詳細は省く。
ただ、店の方針にも、運営にも、衛生にも、心情にも害となる行為であったということだけは言っておく。
私はそれなりに長く勤めていたので、オープンからクローズまでの全作業を知っていたし、ここがどんな仕組みで回っている店なのかもある程度わかっていたんで、すごいストレスだったなぁ・・・。

社長夫人は、ある日突然店に現れるようになったのだ。
一言で言うなら、有閑マダム。まんまそれだ。
お店のこと、商品のこと、アルバイトのこと、どれもこれもなーんにも勉強しないでやってきてな・・・。
私は、漫画や小説に出てくる「いくらなんでもいないよこんな人」ってキャラが、実際にいるということを学んだ。

その奥様があまりにも横暴を重ねるので、私は正義感というより腹立たしさから、ある日「やめてください」と言ったのね。
そうしたら、うふふおほほな微笑みを一転させて、「私を誰だと思っているの?」と睨み付けてきてさ・・・。
私は、こんな恥ずかしい人を見たのは初めてで、真面目に「誰なんだよおまえは」と思ったもんだ。

これが社長だったらまだわかるんだよ。
経営者だし、「何か試そうとしてるのかな」って思える。
けど奥様は違う。奥様は遊んでいるだけだ。
店長の留守に好き勝手しているだけ。
学生だからって馬鹿にすんなよ。それなりに責任感もって仕事してんだ。
知識だってあんたよりゃあるし、職場に貢献しているという自負だってある。
突然やって来たおばさんが社長夫人だろうが客だろうが、店の秩序を壊すようなことをしていいはずがないというモラルだってあるんだ。

私は昔から物言う性格だったから、それこそ自分がバイトだとかも関係なく、真っ向大喧嘩をした。
終いには「文句があるなら辞めてもらって結構よ」などと言うので、「じゃあ辞めます」と即答した。
「そういうことになりましたんで」と、事が起こったとき店にいなかった店長に電話で伝えたら、大慌てで「待って! 一日待って!」と言われてなぁ。
店長は社長の弟だったんだけど、社長宅に乗り込んで、
「うちの大事なバイトになんてこと言ってくれたんだ」
「朝から夜まで仕事を任せられる子を育てるのがどれだけ大変だと思ってる」
「もう二度と来てくれるな」
と啖呵切ってきたらしい。カッコイイぞ!!
「だからお願いします、辞めないで!」と言われたけど・・・私も啖呵切っちゃててな・・・。
なので、「すでに出てるシフトは全部働きます」「それで辞めます」と返した。
結局、店長は「あなたは意志の強い子だから」「できているシフト分だけでも残ってくれてありがとう」と言ってくれてね・・・とても紳士的だった。嬉しかったなぁ。
一番の被害者は店長だと思う。可哀想に・・・。

しかし、あのおば様は本当に何者だったのだろう。
「私を誰だと思っているの」?
社長夫人だとでも言いたかったのかい?
社長夫人ってのは、虎の威を借る狐という諺を知らない人でもなれるのか。 意外とハードル低いんだね。

というわけで、私はどのような状況であっても、たとえ心底そう思う事情があったとしても、このセリフだけは絶対に口にしないと心に決めている。
とはいえ、冗談で言うことはあるけどな。
「おぬし、私を誰だと思っておる」
と、主に息子に対して。
しかし、その後に続く言葉は大抵自虐だ。
「私に地図が読めるわけなかろう」
という具合に。
あの女も、どうせならそのくらいのことを付け足してくれたらよかったのだ。
「私を誰だと思っているの? 私にモラルがあるわけないじゃない」
一転、感心したかもしれん。

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ヨクイニン飲んだけど

2年くらい前のことだが。
首にイボと思しきポツポツが複数発生し、急遽、イボ対策として割と有名なヨクイニン(錠剤)の服用に踏み切ったことがある。
とはいえ即効性のあるものではない。
説明書きにも3ヶ月は飲み続けないと効果を実感できないというようなことが書いてあったので、半年飲み続けてみたところ・・・。

まったく、何にも、効果なかったんだよね。

たとえば、イボができにくくなったとか、そういう目に見えない効果はあったのかもしれないけど、それを実感することはできないし、ヨクイニンを飲む人は予防じゃなくて改善を望んでいるだろうから、そもそもそれじゃダメなんだ。
逆に、こんなに有名なのに全然効かないってすごいと思う。
こんなに効かないのに、なんでその神話がずっと罷り通っているのだろうか。
ひょっとしたら、私には効かなかったけど、大多数の人には効果があるのかもしれない・・・。きっとそうなんだ・・・。
などと思っていたんだけどね。
その1年後くらいだったかな。
NHKの番組でイボが取り上げられて、出演していた皮膚科医がこう言ったんだよ。

「イボは、飲み薬では治りません」

さすがNHK。
ヨクイニン業界への配慮無し。
しかし私はとてもすっきりした。なんせ実感していたから。
そうだよね! 効かないよね!? イボ治せるみたいに謳って売り出したらいかんよね!?

医者が明言することの意味はデカいと思う。
スポンサーという縛りのないNHKには、こういう踏み込んだ報道をもっと積極的にやってもらいたいものである。

じゃあイボはどうしたらいいのかと言うと、「外科的に取り除いてもらいましょう」ということだった。
ホントにそう思う。
イボ取りは自費診療になるが、効果の実感できない薬を飲み続けることを思えば、むしろ安上がりだと思う。

ちなみに、私は『イボコロリ』という薬も使ったことがある。
イボに直接塗るやつですな。
角質軟化溶解作用でもって厚く硬くなった皮膚をやわらかくして取る、ってことらしいけど、これ、塗ったところ全部そうなるから、ほんとにピンポイントで使わないと肌がボロボロになるのでお気をつけを。
でもまあ「外科的に取り除く」わけだからヨクイニン飲むよりはいいような気もする。
とはいえ結局は素人仕事だから、綺麗に取れるとは思わないほうがいい。
外科的処置でも、イボの種類によってやり方が違うと皮膚科医が説明していたしね、この薬一つで全部同じようにうまくいくわけがないよね。
つまり、やっぱりイボは医者に取ってもらうのがいいんだろうと思う。

ま、自力で色々挑戦して学習するのも、悪くはないよ。
時間とお金と忍耐があって、失敗したときの傷や損や後悔なんかを受け入れる覚悟や勇気を持てるならね。

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歯列矯正 -08 マウスピース編(18/52個目)

2ヶ月に1度の定期検診。
今日は、アタッチメントを追加
段階に応じて、そういう細かい処置を施していくらしい。
ただ、今回追加されたのが上の前歯でねぇ・・・。
ぶっちゃけ気になる。
マウスピースをはめちゃえばそうでもないけど、外しているときの違和感はなかなかのものだ。
これ最後までつけっぱなしになるのかなぁ。
上唇の裏あたりゴロゴロざらざら、結構気になる・・・。
まあ、そのうち慣れるか・・・。

それから、レントゲンを撮りましたね。
最初に撮ったものと並べて見たら、全然違うの!
今つけているのが18枚目のマウスピースなので、つまり矯正を始めて170日が経過したということになるわけだけど、まさに塵も積もればだよ。
地道な努力、積み重ね・・・大事!バカにできない!!
歯医者には「極めて順調」と言われ、当初言われていたマウスピースの作り直しは、今日は話題にもならなかった。
うんと先はどうなるかわからんけど、とりあえず30枚目までのマウスピースを渡されたので、そこまではそれでやりましょうってことなんだろう。

それはそうと、医者が毎回「噛み合わせ悪くてごめんなさいね」「不便をかけて申し訳ない」などと言ってくることに困惑している。
たしかに噛み合わせは最悪だ。
前歯が変に噛み合ってしまうので奥歯が全く使えず、米粒はほぼ飲み込み。
また、歯の隙間がただごとじゃないので、キャラブキなんぞ口にしようものなら根こそぎ挟まって洗面台直行ですけどね。
でも、それは医者のせいではない。
私はそんなもんだとわかった上で自ら契約したんだし、歯医者側の不手際でそうなっているわけでもなければ、新しいことを試されているわけでもないのに、なんで謝るのだろうかと・・・。
言われるたびに恐縮して「いやいやいや!!」と返すのは、ノーマスクで飛沫もとぶから先生にとってもハイリスクなのに。
お互いいいことないから、やめたいんだけど・・・やめませんか・・・。

ところで、そのあと訳あって眼医者行ったら、オッサン二人が待合室でデカい声でしゃべっててびっくりした。
宇宙人の話とかしてる。それ不要不急の話題か?
帰りにすれ違ったオバサン4人組は、うち2人がノーマスクで、4人で談笑しながら道のど真ん中を闊歩。
あんたたち何者なの? ウイルス保有の可能性がゼロの新種の人間?
「若者の意識が」なんて報道されてるけど、何言ってんだか。
都会は知らんけど、ここいらのオッサンオバサンの意識の低さは尋常じゃない。
オッサンオバサンだけじゃないな、爺さんもひどかった。
顎マスクを奥さんに指摘されて「ちゃんとつけてる」て言い返してたもん。そのマスクは何を護っているのか。

そうそう、オリンピックはなんとしてもやるんだって!
前回は「緊急事態宣言延長してる」って書いたけど、今回は「宣言は解除されたけど感染者は右肩上がり」とでも記しておくことにするよ。
次の定期検診時には何を書くことになるのやら・・・。
これは歯列矯正の定期検診レポだけど、せっかく「定期」だし、時事ネタも込みでいかせていただきます。

それでは、8月末に。

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アセルスが閃く動画いい・・・

Steamにてアセルス編を楽しんではおりますが、わたくしには到底成し得ない偉業を達成された方の素敵すぎる動画がTwitter上に流れて参りましたのでご紹介いたしたく。

サガフロ、アセルス編。一人旅かつ剣技の閃きでトドメを刺し続けるプレイ。 アセルス編至高なのでみんなやって(願

アセルス好きなんだってば・・・。
なんだよこの格好良さは・・・!!
その後ろ姿も好きだ!! 髪型イイ!! 色素敵!! 閃き最高!! アセルス!! アセルス!!

見てるだけで幸せだ。
ひょっとしたら遊ぶより幸せかもしれん。
この動画を作った人が、見るよりもやるほうに幸せを感じる人であるなら、私は喜んで見る側に回りたい。
あ、でも、「みんなやって(願」て書いてあるな・・・。
いいと思うものは広めたい、共有して共感して、もっともっと広めたい、ってことなんかな・・・それはわかるなぁ。
わかるけど、これは真似できない。

そういや昔、プリンセスメーカーってゲームがあったな。
エンディングの絵とかストーリーが見たくて何十回も育てたんだけど、その過程が楽しかったかっていうと、別に楽しくはなくて・・・。
過程は、最後を見るための作業でしかなかった。
だから、大学の知人が全エンディングを集めて編集したファイルを作って見せてくれた時は飛びついたし、そのあと一切遊ばなくなったよね。
そのシーンを見ることができれば満足できちゃう系のゲームは、お手軽ではあるけど、なんかちょっと残念だな。買う身としては。

そういう意味では、6月24日にリマスター版が発売される聖剣伝説 Legend of Mana | SQUARE ENIX (square-enix.com)は、私の中では真逆のゲームだ。
過程(サブ要素)が好きなので、むしろ終わらせたくないという・・・。
サボテンくんを愛で、果実を収穫し、ペットと戯れ、精霊からコインを集める日々は至福なんだよおお。

ま、人それぞれですけど。

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スペクトラム【毒】

スペクトラムという考え方(「連続している」という考え方)は、発達障害について学んでいるときに知ったんだが、最近はテレビなどでもよく耳にするようになった。
直近では、織田裕二がMCをつとめる『ヒューマニエンス 40億年のたくらみ – NHK』という番組で取り上げられているのを見たな。
それによると、今ではなんと性別でさえスペクトラムであるということがわかってきているのだそうだ。衝撃的!!
何が衝撃って、物理的にスペクトラムってことなんだよ。
男か女か、「心はともかく、身体はどっちかだろう」って思うじゃない?
それが、そうじゃないって言うんだから驚くでしょ。

つまりさ、身体でさえ「100%男」「100%女」てわけじゃないのに、性格だの特性だのが「普通」と「異常」の二択であるわけがないよな。
発達障害も、セクシャルマイノリティも、「100%正常」とのグラデーションなんであって、どこからがどうだとか明確に線引きできるものじゃないってことだよ。

ちなみに、発達障害だと「グレーゾーン」てのがある。
「ちょっと変わってる」とか「個性」で済まそうと思えば済ませられちゃうレベルだから、そのあたりの位置にいる人は、発達障害というレッテルを貼るのか貼らないのかということで悩んだりする。
あえてレッテルと書いたのは、世間の受け止めがそうだからだよ。そんな国だからな、この国は。
だけどおまえら、言ったら全員「100%健常者」ってわけじゃないからな?
スペクトラムなんだぜ? その度合いが濃いか薄いかの差でしかない。
自分は真っ白だと思い込んで、黒っぽいのを差別するとか、何様だよ?
あんたは実はグレーなのかもしれないんだよ?
というかそもそも、なんで白が偉いことになってんだよ?

多様性ってのはさ、生物として考えたときには、種の存続に欠かせない「強み」なんだよ。本来。
セクマイだってそうかもしれない。
将来的には「男」を作るY染色体が消滅すると言われている中で、いわゆる「普通」だけを尊重することが人類にとってプラスであるとは考えにくい
個人間での好き嫌いは勝手にしたらいいけど、社会としては、その「普通」って分類をとっとと取っ払ったほうがいいんじゃないですかね?

最近私は、なぜかそういった話題を目にする機会が多く、ヘテロとかフォビアとかポリアモリーなんて言葉を知るに至ったんだが、実に興味深いよ。
「私にもそういう要素あるな」「ひょっとして私それか?」って思わされるもの。
でも、そりゃそうだよなあ。スペクトラムなんだから。

ひとりひとりが自分のことをもっと深く知れば、世間にはびこる差別意識は大きく変わってくるんじゃないかしらん?
などと思う今日この頃です。

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